昨年7月に袋井市で中村哲さん写真展を開催した。その時伊藤和也さんの写真も少し展示したかったが、ご両親の意向は息子の写真展なら協力するが少しだけの展示なら困るとのことだった。
そこで今回、伊藤和也さんに焦点を当てた写真展を磐田市の皆さん方と共に開催することにした。下記はその企画案と準備作業経過報告。明日7月24日、磐田市田原交流センターで立ち上げ実行委員会を開き、本格的な準備に入る。
伊藤和也さん写真展企画原案と経過報告、今後の予定 竹野昇
【伊藤和也さん写真展開催を思い立った理由】 昨年7月袋井市役所市民ギャラリーで、中村哲さん写真展を開催するにあたり、伊藤和也さんの写真も展示したいとご両親に相談したところ、息子の写真展なら協力するが、中村哲医師の写真展の一部として(いわば付け足しーーこれは私がご両親の気持ちをそのようにくみ取りました)なら協力できませんと言われました。その後今年1月、ララポート磐田で磐田の市民と共に中村哲さん写真展を開催したところ、展示写真のマドラサの寄宿舎建設費は「菜の花基金」(伊藤和也さんが亡くなられてから、和也さんの写真展が各地で開催された折にできた基金)から全額寄せられたと、説明文にありました。それを見た来場者から、「寄宿舎維持管理費は現在どうしているの?」と質問を受けました。袋井・掛川・磐田での写真展では、来場者は伊藤和也さんのことをよく知っておられ、関心の高さを感じました。
伊藤和也さんは県立磐田農業高校・県立磐田農林短期大学校(現農林環境専門職大学)の卒業生。そこで磐田市で母校の生徒・学生さんたち、市内高校生らと一緒に写真展をやることに意義があると考えました。
現在伊藤和也さんの写真パネル40枚はご両親の依頼で県ボランティア協会・小野田さんが管理され、磐田市での写真展開催希望を伝えたところ、ご両親も含め承諾をいただいています。
【写真展の目的】
・農業支援に命をささげた掛川市出身・磐田で農業を学んだ伊藤和也さんが、中村哲医師の下でアフガニスタンでどのような活動をしたのかを遠州地方の多くの人々に知ってもらう。
・命の水・食料(生産基盤の農地復興)をアフガニスタンの人々に提供した中村哲医師・伊藤和也さんの夢を継続するために、写真展開催を通して人々にアフガニスタンに関心を持ってもらい、事業の継続に自分たちに何ができるかを一緒に考える。
・命を支える農業の大切さを、来場者と共に考える。
【 具体的取組経過と企画内容及び今後の予定 】
・磐田農業高校の生徒・農林環境専門職大学の学生ら一緒にやれるよう、校長・学長にお会いし、協力依頼をする。(農林環境専門職大学鈴木学長に3月28日面会し、依頼済み)
4月中旬、磐田農業高校副校長訪問。専門職大学丹羽先生訪問。共に依頼済み
・幅広い人たちと仮称「伊藤和也さん写真展いわた実行委員会」を結成できるよう、各方面に声かけ・協力依頼をする。
・5月15日 仮称「伊藤和也さん写真展いわた実行委員会」準備会開催 田原交流センター
・6月25日 第2回伊藤和也さん写真展いわた実行委員会準備会 田原交流センター
・5月下旬 展示会場として、磐田市図書館1階展示場予約完了
・会期最終日3月19日(日)アフガニスタン出身島田の医師・レシャードさんの講演会確定
(6月26日、カレーズの会総会、竹野出席。総会で依頼し、快諾を得ました。)
・6月下旬 磐田市内高校(北・西・南・東及び農業高校)にボランティア募集要項を配布。
県立農林環境専門職大学にも。6月30日静岡産業大学訪問、協力依頼。
・7月24日「伊藤和也さん写真展いわた実行委員会」正式立ち上げ予定 田原交流センター
・7月24日以降、後援依頼を 農林環境専門職大学、県農林事務所、遠州中央農協、磐田市・磐田市教委、報道機関などに。磐田市内の諸団体に協力依頼。
・8月1日、24日、ボランティア学生対象の説明会、アフガニスタン学習会開催予定
・伊藤和也さん関係の資料、本、写真集を集める。ご両親に協力依頼済み。
・農林環境専門職大学の学生20名、高校生2名ボランティア希望者あり。
・大人が中心でなく若者主体の写真展となるようにする。農業従事者の参加を呼び掛ける。
明日の会議資料
伊藤和也さん写真展いわた実行委員会 規約
- 会の目的: アフガニスタンでペシャワール会・中村哲医師の指導を受けながら水路建設作業や農業支援活動に当たられ、志半ばで凶弾に倒れた伊藤和也さんの活動と彼の思いを、遠州地方の多くの方に知ってもらうために写真展及び関連イベントを企画する。またその企画を通して、アフガニスタンについて、命を育む農業の大切さや日本の国際貢献のあり方、故伊藤和也さんらの事業継続に自分たちが何ができるかを来場者と共に考える。
- 会の構成
会の目的に賛同する遠州地方在住の市民で構成する。
会に代表、副代表、事務局長、副事務局長、会計、事務局役員複数を置く。
令和4年3月14日から19日まで、磐田市図書館で、写真展及び関連イベントを開催する。
学生ボランティアとの学習会、協働準備作業を行う。
会員や協力者・賛同団体等の寄付金により、必要経費を賄う。
伊藤和也さん写真展いわた実行委員会 2022年7月24日 田原交流センター
- 参加者自己紹介
- 経過報告
- 実行委員会規約
- 役員選出
- 役員挨拶
- 今後の具体的な活動及び課題
あ)市・教育委員会の後援取りと図書館2階ホール使用が可能となるよう事業共催の働きかけ
草地市長面談、教育委員会、国際交流協会、県立農林環境専門職大学。
い)ちらし原案(学生が作成しやすいよう、文章・写真など)作成。農協や農林事務所などに協力要請にも必要。マスコミ後援取りにも。
う)8月1日午後1時半、ボランティア高校生説明会、ワークピア第一会議室 1140円
午後4時20分から農林環境専門職大学で約20名の学生に説明会。
え)8月24日午後1時半、ボランティア学生にアフガニスタン学習会、ワークピア第3会議室
講師 藤枝市の西ヶ谷さん
お)9月25日午後1時半、中泉交流センター、学生ボランティとチラシ・ポスター、会場展示掲示物作成に向けての検討。イベントも検討。終了後、磐田図書館1階展示室見学。
か)10月30日 中泉交流センター ポスターちらし作成の具体化、会場レイアウト・飾り付け検討、宣伝方法検討
き)令和5年1月 チラシ・ポスター配布。会場・日程は未定。
く)会期直前最終確認(役割分担・当番など)。日程会場は未定。
け)写真展及びイベントに賛同・協賛・協力頂ける団体・サークル・お店・個人に働きかける。
賛同・協賛の内容は、チラシ・ポスターに名前を載せる。協賛金をいただく。宣伝に協力(会の会報などに伊藤和也写真展情報を掲載。会報発送の際、ちらしを同封。ポスターを掲示など)。
協賛・賛同の対象:農業関係団体・企業、企業の組合、磐田ユネスコ協会、ソロプチミスト、
ライオンズクラブ、商工会議所、お寺、協会、磐農後援会、
協力はお店や自宅にポスターかチラシを掲示。ちらしを置く。
こ)今後の実行委員会日程と学生ボランティとの役割分担(すみわけ)
実務作業はできるだけ学生に任せる。講演会を除くイベントの内容、学校関係の宣伝、会期中受付、大学生は展示説明、イベントの司会、レシャードさん講演会の司会、会場案内など。
実行委員会日程案 9月、10月、1月、3月は直前と終了後2回。
*多くの方に集まっていただき、是非写真展を成功させたいと思っている。今回農林環境専門職大学の学生が20名、磐田北高3年の女子生徒が2名、ボランティア募集に応じてくれた。8月1日、学生たちに説明会を開く。そのための資料つくりは来週やる予定です。
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