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2022年8月24日 (水)

ウクライナでの戦争長期化に思う 戦争について考える

 ロシアがウクライナに軍事侵攻(侵略戦争)を始めて、今日8月24日でちょうど半年になる。報道によると、ウクライナ兵の死者が9000人近くに上る。一方、ロシア兵の死者はロシア側公表で1351人、ウクライナ側は4万5000人を超えたとみている。民間人の死者は5500人。もちろんこれはウクライナの被害者。双方とも、正確な数は把握できていないと思われる。負傷者の数は、死者の何倍にも上るだろう。

 ウクライナの国外国内避難民は1000万人にも上るとの報道もある。日常を奪われ、今もロシアの砲撃に怯える生活を、ウクライナの人々は強いられている。

 21世紀前半、むき出しの侵略戦争を毎日報道で目にして、戦争について日々考えさせられている。戦争の本質、戦争の継続を望む連中の存在、戦争を利用する政治家達、戦争で利益を得る企業、国家とは、国と国民の関係、愛国心について、などなど、本当に色々考えねばならないことが多い。

 僕の平和への思い これが僕のブログの名称だ。戦争を拒否する。戦争をさせない。戦争に反対する。戦争ではなく平和的な手段で、つまり外交で紛争を防止する。日本が絶対に海外での戦争をしない・させないために、憲法9条を守る。護憲の運動を死ぬまで継続する。

 この思いを、ブログの名称に込めた。教師として38年間、生徒たちに訴えたのも、この思い・考えだった。退職して15年になるが、この思い・考えは不変である。

 何回かに分けて、ウクライナ戦争について書きたい。今日は戦争の長期化について。

 残念ながらこの戦争はいつ終わるか先が見通せない。ロシアがウクライナ領から軍隊を全て撤退させ、奪った領土をウクライナ側に返還すれば、戦争は完全に終結する。しかし、ロシアが奪ったクリミア半島の領土を返還するのは、極めて先のことになると思わざるを得ない。プーチンが仮に支持を失い、政権から去っても、クリミア半島に住む人々はロシア系なので、ウクライナに返還するのは、どの政権でも国民の支持を得るのは極めて困難だ。

 あり得るのは今年に入ってロシアが支配・占領しているウクライナ東部や南部一部地域からの撤退が、停戦につながる。

 これを実現するには国連=国際社会が強力に、粘り強く、双方に働きかける必要がある。しかしそれを阻害しているのは、アメリカやEU諸国などの軍事援助だ。これを続ける限り、ロシアは絶対に停戦交渉に応じないと僕は見ている。

 次回は軍事援助とアメリカの戦略についいて書きたい。

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