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2022年10月29日 (土)

沖縄チャンプルー展 日本復帰50年 沖縄の現実を知ろう  直前準備作業

 11月2日からの展示を前に、着々と準備作業を進めている。下記は会場に張り出す「主催者挨拶文」です。

【 ご来場の皆様へ 主催者挨拶 】

  今年は沖縄が日本に復帰して50年の節目の年に当たります。沖縄はきれいな海、美味しい食べ物、独特の文化・芸術・芸能・物産、温かい人情と気候など、私たち本州に住む者にとり憧れの地です。観光や修学旅行などで訪問された方は多いと思います。  しかし沖縄は歴史的には苦難・悲劇の島の側面があります。 江戸時代薩摩藩による琉球搾取。明治政府の琉球王朝を廃止して日本に併合した琉球処分。第二次世界大戦で本土の捨て石にされ唯一の地上戦で多くの県民が死亡した沖縄戦。戦後は日本から切り離され、米軍支配下で起きた米軍事故や米兵犯罪など深刻な被害、基地拡張のための土地取り上げ、無権利状態の人権蹂躙(じゅうりん)。生きるため本土で就職して味わった沖縄人差別。現在も米軍基地が日本全体の70%も狭い沖縄に集中する現実。 県民投票で辺野古新基地反対の民意を示しても、県知事選や国政選挙で新基地建設反対の明白な結果が出ても、私たちの政府は沖縄の民意と地方自治を無視して、辺野古埋め立て工事を強行している現実。  中国の脅威を理由に南西諸島(与那国島・宮古島・石垣島など)にミサイル基地を含む自衛隊基地建設が進んでいる現実。実戦さながらの日米共同軍事訓練も。    私たち本州の住民は、沖縄との地理的距離が離れている関係で沖縄情報が乏しく、沖縄県民の復帰50年の複雑な思いや、沖縄の人々が味わってきた苦難・悲しみ・怒りなどを正しく受け止め、理解しているとは言えません。  今、沖縄がおかれている状況は沖縄問題でなく日本全体の問題であると、私たち主催者は認識しています。沖縄チャンプルー展を通して、ご来場の皆様に沖縄をトータルに理解し、同時に日本のあり様も考えていただけたらと願っています。

          沖縄チャンプルー展実行委員会 

 上記の文章で「日本のあり様も考える」は、今回の企画で一番僕が強調したい点です。沖縄から日本が見える! 辺野古や高江の座り込みに10数年参加し、僕が学んだ視点です。

 本当の民主主議とは? 地方自治の確立は? 軍隊は国民・民衆を守るのか? 米軍は何のために沖縄に広大な基地を持ち、さらに機能強化しようとしているのか? 自衛隊は米軍とどういう共同訓練をやっているのか? 日米軍事同盟の深化・強化は、日本の針路にどのような悪い未来をもたらすのか? 憲法9条はどうなるのか? 軍事力強化で日本を守れるのか? アジアの民衆と連帯して東アジアの平和を構築する具体的な方法は? 中国は本当に南西諸島(与那国島、石垣島、宮古島など)を占領するのか?  尖閣諸島問題をどう解決するのか?

 本土・日本・大和が、沖縄・琉球に対して・沖縄に住む人々に対して、どのように認識し、対応してきたのか? 差別を貫く意識の根源に、「大和民族の優越性、裏返すと他民族や異文化を見下す誤った意識」があるのでは? 

 沖縄の運動から学び、本州の市民運動のあり様を変える必要性があるのでは? チャンプルー(ごちゃまぜ)な運動の強さを自分たちの市民運動にどう取り入れるのか?

 色々なことを沖縄から学び、考えさせられてきました。今回の企画展で来場者に自分の問題として考えるきっかけになればと切に願いながら、準備作業を進めています。

 今日土曜日は、展示するたくさんの写真・新聞記事などを、どの順番で掲示するのか、整理してすぐ2日午前の掲示作業ができるようにするのと、沖縄・琉球の歴史を簡潔にまとめた掲示物作成の完成作業、受け付け当番表作成など細部をもれなくやる予定です。

 昨日、報道機関に下記の文章を発送しました。25日の記者会見が、鈴木浜松市長退任発表の記者会見と重なり、たった2社しか来なかったので、マスコミの協力を得るために取材依頼をしました。

報道機関各位

 沖縄チャンプルー展取材依頼

 11月2日午後1時から11月8日午後4時まで、浜松復興記念館で「沖縄チャンプルー展 日本復帰50年 沖縄の現実を知ろう」と題して展示会を開催します。詳しい内容はチラシをご覧ください。

 多くの方に来場していただきたいので、お忙しいと存じますが、取材をお願いします。昨年7月、袋井市役所市民ギャラリーで中村哲医師写真展を開催した際、報道機関の皆様が取材に来ていただき、それを記事として情報発信していただいたおかげで、新聞を見たと静岡市・藤枝市・島田市など遠方からの来場者がたくさん来てくれました。

 できましたら2日午後が初日ですので、よろしくお願いします。

  沖縄チャンプルー展実行委員会 代表 竹野昇

 

 

 

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