来年度予算編成に関して政策提言と要望
袋井市市議会は無会派一人会派でも、予算編成に関し提言や要望を出すことができる。さらにその内容に関し、市長など市幹部に短い時間であるが説明したり質問を受けることができる。2月には提言・要望事項への回答を市幹部から文書と口頭で受ける機会もある。僕は毎年きちんと提言・要望を書き、市政に自分の考えが反映できるよう努力している。
当局がすんなり全て受け入れるわけではない。しかし粘り強く一般質問で取り上げたり、常任委員会や全員協議会でも話題に上げたり、実現できていない項目は翌年度の提言・要望事項に再度書き入れている。
下記が昨日作成した文章です。地域の災害対応や市民活動など超多忙なので、うっかり締め切り日が10月3日であることを忘れていた! 議会事務局から電話の催促があり、急いで作成したので、再生可能エネルギーの普及の具体策提言を入れ忘れた。しかし、これは袋井再エネを進める会の活動でカバーできる。
令和4年10 月3 日
令和5年度 予算編成に関する提言・要望事項
会派名 無会派 竹野昇
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提言・要望事項 |
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市政全般 |
昨年に引き続き、市民生活に直結する・市民に寄り添う分野を重視した予算編成を望む。また9月に起きた水害・土砂崩れを教訓に、二度と同じ被害を市民が被ることがないよう、治水・防災対策に万全を期してもらいたい。被害者への見舞金を手厚くできるよう、条例の改正を望む。 |
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政策別 |
政策1 子供がすこやかに育つまちを目指します(子育て・教育分野) |
幼稚園全てを段階的に認定こども園化させる工程表を作成して、幼稚園の定員割れ防止と、隠れ待機児童ゼロにする政策を提案する。赤ちゃん離乳食や3歳児以下の幼児の給食も、既存の給食センターでできるよう、国の制度を研究してほしい。 3歳児以下の子どもを育てる悩みや困りごとなどを気軽に相談できる体制の確立が必要。具体的には、電話相談、スマホアプリ(ライン)相談。子育て支援センターでの相談など。このため相談員増員・養成にも取り組んでほしい。 親子交流広場に赤ちゃんを含む幼児を一時的に預けられるように(授業参観や親の息抜き、通院などのため)専門スタッフの配置を望む。 小学校・中学校に配置されている外国人英語指導教員(ALT)が周2回ぐらい、放課後、希望する児童・生徒とフリーで英語で話す時間「ALTと話そう」を設けてはどうか。英検3級合格率向上と日常的に英語を使って外国人と気軽にコミュニケーションが図れる機会を与えることにつながる。市内ALTの定期的交流会を企画して、相互に経験や児童・生徒に教えるうえでの困りごとなどを話し合い、授業と放課後新たに取り組む仮称「ALTと話そう」の指導力向上が図れるようにしてほしい。 以上の取り組みへの予算措置を望む。
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政策2 健康長寿で暮らしを楽しむまちを目指します(健康・医療・福祉・スポーツ分野) |
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市内全域各町内の公園で、朝のラジオ体操がやれるよう、自治会に働きかける。各町内の集会場(公会堂)を高齢者の居場所と位置づけ、お茶やお菓子を持ち寄り、おしゃべりやゲーム、カラオケなどを楽しむ居場所作りを自治会に要請する。机やイスの用意・かたづけが困難なので、10名ぐらいが座れるソファー購入に助成金を付ける。 障がい者の雇用拡大、親から自立して生活できる賃金が得られるよう、就労促進にしあわせ推進課が積極的に取り組んでほしい。ハローワークなどに頼るだけでなく、しあわせ推進課の事業として、「雇用するうえでの障がい者特性理解研修会」を商工会議所と連携して企画してほしい。また市内事業所(個人食堂やお店含む)と働きたい障がい者とのマッチングも商工会議所と連携して企画してほしい。 清掃や公園草刈などを請け負う、障がい者が過半数を占める事業体を育成して、委託できる取り組みを進めてほしい。 車を手放した高齢者の足の確保のため、地域タクシーの行き先を拡大して、市内全域に導入してほしい。導入拡大に伴って自主運行バス(ふうちゃん号)は段階的に廃止する。予算措置を望む。 地域のひとり暮らし高齢者の見守り体制を確立する。具体的には、定期的電話かけ・訪問・話し相手など、民生委員を補完するボランティアを各町内に複数置けるよう、自治会に要請する。
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政策3 快適で魅力あるまちを目指します(都市・環境分野) |
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袋井駅北口の空き店舗に高校生など若者が気軽に立ち寄り、コーヒーなどを飲みながらおしゃべりしたり、宿題や読書(漫画含む)ができる空間を作ってはどうか。 原野谷川・宇刈川・敷地川・小笠沢川などの堤防に種々の花や花木を植え、四季花や緑を楽しめるように計画的植樹と花の種植え付けに取り組んでほしい。堤防をウオーキング道と自転車道に整備して、市外からの観光客・サイクリング愛好者を呼び込めるようにしたらどうか。 上記に対し、予算措置を望む。
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政策4 活力みなぎる産業のまちを目指します(産業分野) |
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有機農業でコメ・野菜・果物などを栽培する農家を育成し、給食を含めできるだけ安心安全な食材を地域で栽培・販売できるように取り組んでほしい。 大都市でなくても袋井市でリモートワークできる場所を整備して、大都市の若い世代が袋井市に移住して仕事ができる環境を整えてほしい。またリモートワーク(テレワーク)事業所を袋井市に誘致してもらいたい。 上記の予算措置を望む。
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政策5 安全・安心に暮らせるまちを目指します(危機管理・交通安全・防犯分野) |
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床上・床下浸水や道路冠水が起きないよう、治水対策に全力に注いてもらいたい。そのための具体策を提示すべき。流域治水の観点から、水田の保全に努め、急激な雨水を受ける機能を高める。このため水害被害が度々生じる地域の田んぼは埋め立てない。 新幹線南側と秋田川北側の耕作放棄地を仮称「水害防止特別地区」に指定して、灌木や草を公費で刈り取り、さらに表土を例えば15センチぐらい剥ぎ取り一時的遊水池機能を持たせるようにしてほしい。地権者には水田の固定資産税を免除してはどうか。 袋井駅南・新幹線ガード下に信号機を設置して、交通安全を図ってもらいたい。歩道と車道の段差解消に引き続き取り組んでもらいたい。 上記に必要な予算措置を望む。
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政策6 市民がいきいきと活躍するまちを目指します(協働・地域・歴史・文化・国際交流・共生分野) |
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外国籍市民の活力を地域にどう生かすか、自治会と協働して具体的な方策を研究してほしい。先ずは双方の話し合いの機会を各地域で持てるよう指導してもらいたい。
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※令和4年10月3日(月)までに議会事務局へ提出してください。
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