幸せを作る、と題したお話をしている夢を見た
正月の夢にふさわしい夢を見た。僕が人々の前でお話をしている。幸せについてがテーマ。「皆さん、幸せですか? もしそうでないなら、なげいていても、悲しんでいても、幸せになれません。例えば、家族が不幸の場合。お父さん、お母さんが原因で、自分が不幸と感じている場合。自分が結婚して家庭を持ったら、幸せな家庭を築いてください。幸せは作るものです。生まれてきた環境が不幸でも、その環境を幸せなものに作り替えればいいではないですか。」
このような意味合いの夢を見た。その夢から寝床で、戦争こそ最大の幸せな環境を破壊するものだと考え、「幸せを作る」と題したブログを無性に書きたくなり、早朝起きだしてこのブログを書いている。
ウクライナの人々はまさに幸せな環境を破壊されている。しかもそれがいつ終わるかも分からない不安を抱えている。ロシアの戦争に動員されている人々やその家族も、自分と家族の幸せな環境を破壊されている。
世界中の紛争地においても、全く同じことが言える。幸せに生きる最低条件が、『生存を保障される』ことだ。殺されるかもしれない、と恐怖・不安にさらされるのは、最大の不幸だと思う。殺されたら、自分の人生そのものが破壊される。
「幸せを作る」とは、戦争を止めさせることだ。戦争に反対することだ。自分一人の力では国家権力の戦争を止めることはできない。しかし、一人一人の個人が声を上げ、その声が大きくなれば、状況が変わる。ベトナム反戦運動がそのいい例だ。世界中のベトナム反戦運動が、アメリカ国内に波及し、アメリカ国民の厭戦気分が高まり、巨大な国家権力(米政府と軍)がベトナムから撤退する決断を生み出した。
一人一人の力が集まれば、大きな力になりうる証拠である。希望がある。諦めはいけない。粘り強く、戦争を止めろ、停戦しろ、戦場に人々を駆り立てるな、武器・弾薬を送るな、自分たちが払った税金を人々を不幸にする戦争のために使うな!、と声を揚げ続けよう。
愚かな政権、それを構成する政治家(大臣・政権与党の国会議員)と官僚たちは、「平和を作るために、抑止力を高めよう。国防費を2倍にしよう。敵基地攻撃能力を持とう。裸では平和は作れない。侵略されない環境=相手が自分たちの国を攻撃することをためらう軍事力を持つことが、国民の命と財産を守る。」と、のたまう。
しかしそれは「平和を作る」ことにつながらない。軍事力で平和を守れないことは、歴史が証明している。軍拡は軍拡を招く。悪の循環だ。貴重な税金を民の幸せ、具体的には福祉・医療・教育・生活改善・インフラ整備、などに使用せず、軍事力増強に多くを使えば、民は貧しくなり、民の生活環境が貧しくなる。
今、日本は、平和国家への道を捨て、戦争をする国へと大きく道を変えようとしている。国会で議論せず、一部の人たちの愚かな意見のみで、国の針路を誤る瀬戸際にある。しかし、この流れを変えることはできる。
一応、日本は民主主義を建前としている。一人一人の民が、国民が、声を上げ、投票で愚かな政治家を落選させる、政権与党を野党に転落させる、ことは可能です。
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