中村哲医師その後写真展in袋井市役所
2月11日から19日まで、袋井市役所2階市民ギャラリーで、「ららぽーと」で実施したのと同じ中村哲医師の写真展を開催する。その挨拶文を作成した。僕は毎日説明役として、会場に詰める。
主催者挨拶
ご来場、ありがとうございます。中村哲医師は残念ながら2019年
12月4日に亡くなられましたが、彼の志・夢・希望は、ペシャワール会及び現地活動を担うPMS(ピースメディカルジャパン日本語表記では平和医療団日本)により、事業の継続が安定的に行われ、現地に根を張り定着している実態を、写真を通して知っていただくのが、本写真展の目的です。
中村哲医師と共に緑の大地計画(用水路建設整備・農地拡大・アフガニスタンの人々が農業で生活できる基盤作り)を担った地元アフガニスタンの人々が、先生の志を受け継ぎ、自分たちの手で、水路の維持管理・新しい用水路や取水門・堰の建設作業を続けています。
アフガニスタンの食料危機は深刻ですが、用水路が切り開かれ緑が回復した地域では、米・麦・トウモロコシ・サツマイモ・すいか・みかん・お茶など多様な作物が実り、人々は平和に暮らしています。
写真で見ていただくこの風景こそ、中村哲医師が目指したものです。先生の恩恵をアフガニスタンの人々は忘れていません。事業の継続こそ、尊い犠牲に対する恩返しだと、地元の人々は考えています。
今回の展示では写真と共に、中村先生の言葉を紹介します。私たちが生きる参考になる言葉です。また私たちの国が世界に対し取るべき指針でもあると思います。
本写真は、ペシャワール会に依頼して新しく作られた写真です。2020年から22年にかけて、現地PMSスタッフから送られてきた最新の写真です。日本で公開されるのは初めてであり、袋井国際交流協会として最新の写真を皆さま方に見ていただくのは光栄です。
なお、展示パネルの下段には、中村先生とペシャワール会のこれまでの活動を理解していただくための写真も掲示しました。比較してみていただくことにより、中村哲医師及び共に事業に参加した多くの日本人(その中には掛川市で生まれた故伊藤和也さんも含まれます)や地元アフガニスタンの人々の労苦がお分かりいただけるものと思います。
是非多くの人に来てもらいたい。
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