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2023年9月27日 (水)

労働の成果として命をつなぐ食べ物

 農業について色々書いてきたが、今回は自分が栽培した作物を使った料理について。あまり料理が得意ではないが、せっかく苦労して作った野菜類は、捨てることなく全部調理している。栗や梅は妻が。その他の作物は僕が食卓に出せるよう、奮闘?している。

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 昨日、さつまいも甘煮に挑戦した。左が蒸して皮をむいたじゃがいも。ジャガイモについては後半で書きます。右が完成した甘煮。インターネットで調理法を調べた。さつまいもをきれいに洗い、皮つきのまま輪切りにして水にさらす。みりん、砂糖,しょうゆを水に入れ、その中にさらしたサツマイモを入れて、中火で煮る。極めて簡単だ!

 水の量が多すぎて、水気がなくなるまで煮るとレシピにあるが、いつまでたっても水気がなくならないので、火を止め、我が家の夕食のおかずの1品とした。

 以外に美味しい! ほこほこして、適度の甘さがあり、まずまずの出来栄えに安堵。ちょっぴり自信もついた。妻も珍しくほめてくれた。写真は鍋に残ったものを取り出したものです。2回ぐらい、電子レンジで温めて食べる予定。

 命をつなぐと大げさに書いたのは、アフガニスタンで農業支援をした伊藤和也さんを思い出したからです。今年3月に、磐田市中央図書館で、伊藤和也さん写真展を開催。彼は磐田農業高校、県立農業短期大学校(現農林環境専門職大学。磐田市にある。)で農業を学び、中村哲医師の下でアフガニスタンの試験農場で働き、残念ながら死亡している。彼の業績を多くの人に知ってもらいたいと写真展を開催した。

 サツマイモは肥沃な土壌でなくても栽培できる。日本の戦後食糧難の時には、米がなくてもサツマイモで腹を満たし、餓死者が出なかった。現地でさつまいも作りに挑戦したのが伊藤和也さんだった。地元の人に食べてもらうと美味しいと喜ばれ、種芋を農家に分け、栽培方法を指導した。

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 伊藤和也さん、中村哲医師は他界されているが、実は現地では今もさつまいもが栽培されています。

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 上のさつまいも(紅イモ)は僕が栽培したものだが、1個をきれいに土を落とし丁寧に洗って、さつまいもごはんも作った。この写真は撮り忘れで紹介できないのが残念。

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 6月に収穫したじゃがいも。この中の小さなものを選び、蒸して皮をむいたものが、最初にアップした左の写真。きれいな色をしている。食べるともちもちとして、美味しい。大きなものはほとんど食べつくし、残った小ぶりのジャガイモを昨夜つぶしてサラダにしました。

 ジャガイモも実は命をつなぐ作物。アイルランドは寒冷の地で小麦などの収穫が不十分で飢餓の状態になった時、じゃがいもで人々は命をつないだ歴史を持っている。命をつないだ多くの人々は、アメリカに移民した。確かケネディ大統領もアイルランド系だと記憶している。

 ヨーロッパを旅行すると、必ずジャガイモが肉料理に添えられている。小麦が主食だが、次が肉と並びじゃがいもが重要な位置を占めている。日本は色々な食産物に恵まれ、さつまいもはツイーツとして人気があり、ジャガイモはさらだやポテトチップスとして若い人たちにも人気があるが、別の重要な役割もある。

 万が一戦争になり、海外から食料が入ってこなくなった際、飢餓を救うのがさつまいもやジャガイモです。家庭菜園はいざというとき役立ちます!

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 妻が栗ご飯ができるように、皮をむいてくれた。栗は饅頭などに入れると本当に美味しい。栗ご飯も美味しい。しかし、食べるまでには痛いイガから栗を取り出し、さらに栗の皮をむかないと食べられない。栗の皮むきが大変! 爪が痛くなる。時間もかかる。富山県育ちの妻は辛抱強く、こうした難儀な作業をやってくれるのでありがたいです。写真はまだ皮をむいていない状態の栗です。

 栗ご飯が炊けたら、写真に納めたい。

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