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2023年9月 7日 (木)

若者の命を守る 高校生のヘルメット着用率を上げるための一般質問

 タイトルに書いた目的で取り上げた一般質問です。

  • 自転車を利用して通学する市内高校生がヘルメットを購入する際、補助金を出してはどうか

 自転車を利用する人は事故防止のために、ヘルメット着用が、努力義務となりました。高校生のヘルメット着用率が低いことが社会的に問題となっています。ダサイ、かっこ悪いとか、3年間だけしか使用しないのに購入費が負担に感じられる、まだ努力義務にすぎない、など、色いろな理由で、着用が進んでいません。県内では、高校生のヘルメット購入に補助金を出すところも出てきました。袋井市でも補助金支給に向け、検討してもらいたい。

  • 県内他市町の補助金支給に関し、令和5年度の実態を把握していますか。
  • 来年度から支給できるよう予算化の検討をしてほしいが、当局の見解を問います。

 袋井市在住で市外の高校に通う生徒の中に、自宅から最寄りの駅まで自転車を利用している者、市外に住み電車で来てから市内高校に自転車通学している者、市内市外を問わず直接自転車通学している者など利用の形態は異なっています。袋井特別支援学校高等部の生徒にも同じことが言えます。補助金を出すとなると、袋井市在住の生徒に限るのか、市内の高校に自転車通学する全ての生徒を対象にするのか、難しい判断が必要ですが、細部はともかく補助金支給に向けて検討してほしいが、当局の考えを問います。

市長答弁 補助金を出しているのは、藤枝市、三島市、伊豆市の3市。藤枝・三島市は2000円を上限に、伊豆市は自転車購入時のヘルメット購入に対して出している。

 袋井市として補助をする予定はない。静岡県警によると、自転車事故で死亡した方の約7割が頭部に致命傷を負っている。ヘルメット着用していない場合の致死率は、着用している場合と比較して、約3倍も高くなる。

 ヘルメット着用の必要性や重要性について、市民が多く集まるイベントや通勤・通学時間帯の街頭啓発などを行っていきたい。

竹野再質問  ヘルメット着用を進めるために、中学校時代に使用したヘルメットを高校に進学しても使い続けるのがベスト。磐周学生協・自転車店・新入生に学用品などを販売するお店・市内2つの高校・警察署・伊豆市の担当者に電話による聞き取り調査をした。

 市内中学生自転車利用者が着用しているヘルメットは、規格品であり、6年間は使える。価格は3100円。来年は上がるだろう。高校生が購入するものは、5ないし6千円台のものが多い。

 市内中学生は白のヘルメットを着用しているが、校則に着用の義務と色指定を指定しているのは浅羽中学のみ。メーカーでは他の色のものも製造している。

 中学生の時に、高校まで使うことを想定し、色もしゃれたものを選べば、抵抗感なく高校生になっても使うと思う。中学校のシールをヘルメットに張ってある学校もあるが、校章の入ったシール(1枚200円)を張る必要はない。教育委員会が中学校側と話し合い、高校生になっても使い続ける協議をしてもらいたいが、教育長の見解を伺いたい。

教育部長答弁 どのようなヘルメットを着用するかは市内4校中、3校が自由となっている。シールを張っていない学校もある。学校側と協議したい。

竹野再質問  県教委が県内高校数校を指定して、学校側がヘルメットを用意する経費を全額助成する事業が始まっている。入学してくる自転車利用者にヘルメットを貸し出し、卒業する際に返却、それを新入生が使う制度だ。

 ヘルメットは固いところに落とすと強度が落ち、安全性に問題が生じるので、大切に使うように指導すれば、後輩も使うことを意識して大事に使用すると思う。

 伊豆市は中学生が自転車購入とヘルメット購入に際し、2万円を上限に補助金を出している。

市当局として、県に対し、中学生がヘルメット購入する際に伊豆市のように補助金を出す市町に対して、その市町に助成金が出るように要望を上げてほしいが、教育長の考えを伺う。

答弁  検討したい。

竹野感想。色々調べて、中学校入学に際して自転車利用者ヘルメット購入に対し、補助金を出すほうが合理的だと分かり、当初通告書になかった内容の再質問になった。最初からもっと調査しておくべきと反省。

 袋井市が補助金支給に向け検討すると答弁しなかったのは残念。いつもごとく、近隣他市町がやりだしたらやるとの消極姿勢だ。しかし、公の場でこの問題を取り上げたことにより、公的助成が進むと確信する。県議会議員や国会議員に助成金を出す問題を議会で取り上げるよう、働きかけをするつもりです。

 下記は、知人・友人・住民向けに書いた文書です。

知人・友人・住民の皆様へ 9月議会一般質問で取り上げる内容と意図

 今回は3つのテーマを取り上げます。一番時間を割くのは、消防団に自治会が多額の協力金(名目は消防費として集めているケースが多い)を出している問題です。正確に私の意図と問題点を理解していただくために、いつもなら質問通告書を印刷して皆さん方に届けていますが、今回は9月5日午後2時過ぎに、登壇して話す内容全文(読み上げ原稿)をお届けします。

 別紙全文を読んでいただければ私の意図を理解していただけるものと思います。消防団への協力金の問題を取り上げることはこれまでやりたいと思っていたのですが、微妙な問題であり、反発が予想されるため、先送りにしていました。きっかけは添付の中日新聞記事です。

 浜松市担当課に電話して詳しく聞いてから、これは袋井市でも取り上げるべきと決断した次第です。私の質問に対し、どのような答弁が返ってくるのか、当日傍聴、袋井市ホームページ袋井市議会にインターネットで接続して視聴(時間は当日同じ時間帯でなくても夜または後日でも見ることができます!)をお願いします。

 高校生ヘルメット購入に補助金の問題に関し、事前に袋井高校と袋井商業に電話して聞きました。着用努力義務の段階なので、推奨してはいるが高価(大体5~6千円)なので強制はしていないとのことでした。県教育員会が数校モデルケースに選び、新入生用に学校側で用意する経費を負担していることを知りました。これは読み上げ原稿に書いてありませんが、再質問の時間的余裕があれば触れます。若者の命を守るために、本来は国や県が全ての高校生がヘルメット直用出来るだけの購入費を予算化して、学校側が購入して自転車利用者用に備えておき、生徒に貸し出す、生徒は卒業する際入学してくる後輩に譲る、こうすれば未来を担う若者の命を守ることができます。

 議員になって痛感するのは、税金をどう使うかです! 今、私達の国は防衛費に多額の税金を使っています。岸田首相は国会に諮る前に、バイデン大統領に日本は軍事費を5年間で43兆円にして、敵基地攻撃能力を含む装備を着実に増やし、抑止力を強化します、戦闘を継続できるだけの弾薬を備蓄します、アメリカからトマホーク(湾岸戦争で使った旧式ミサイル、1本が1億円以上)を200本購入その他高額兵器爆買いを、約束しました。来年度防衛予算要求額は7兆7385億円。5年後の防衛費は11兆円を超えます!

 オートバイ駐輪場問題は、現場を見ないと分かりづらいと思います。袋井駅を利用する際、また駅南や駅北口に行く機会があれば駐輪場を見てください。

 西側駐輪場はホテル観世の前にあります。自転車・オートバイ利用者で定期利用者(券売機がないので、あらかじめ定期券を購入しておく)専用です。原稿に書いてありませんが、再質問で、ここをオートバイ専用定期利用者向けにすることを提案します。現在歩道との間にあるガードを撤去すれば、直ぐ安全に駐輪できます。スペースが空いて居れば、シニアカーは無料で駐車できるように提案します。

 私は議員になってすぐ取り組んだのは、袋井市の一等地にある市営駐輪場・駐車場を解体して、商工会議所移転・ホテル建設のために約半分を商工会議所に貸し出すことは市民の利益にならないと、反対したことです。残念ながら一人しか反対議員がおらず、現在新しい商工会議所会館・キラットとホテルができていますが、私が議会で主張したとおり駅前の活性化は実現せず、駐輪場は使いづらくなっています。                袋井市議会議員 竹野昇 

 次回のブログに、オートバイ駐輪場を書きます。

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