#中村哲医師・ペシャワール会PMS写真展レポート その1
11日、初日、朝8時過ぎに、ららぽーと磐田に入り、金曜日夜運び入れた衝立に写真パネルを張る作業を行い、何とか開場10時までには展示準備を終えた。ボランティアの若者5名が手伝ってくれたので、大いに助かった! 衝立は僕が予定したよりも多い12枚。両面に張ることができるので、24面。ペシャワール会から送られてきたパネルは61枚。スペースが余るので、関連する新聞記事を拡大コピーしたものや、来年度中村哲医師カレンダー、中村医師の言葉を紹介するために昨年度のカレンダーを切りとったもの10枚なども展示した。
来場者の数は数えていないが、色々な方が熱心に見てくれた。声掛け・説明をして、ペシャワール会の一番新しい会報157号を読んでくださいと無料で配布した人は、受付のボランティアの人達を含め、約30名。
お話をした人たちの確実な反応・手ごたえ・緑の大地計画への賛同・共感・写真展をやることへの感謝を感じることができた! 今日もあるので、詳しい来場者とのやりとりは次回か次々回に報告します。
ブログのタイトルに書きそびれたが、カレーズの会理事長で島田市でクリニックや老人ケア施設を開設して地域医療・福祉に貢献されておられるレシャード・カレッド医師の講演会も、同じららぽーと磐田の中央会場で午後1時半から3時まで行われた。
レシャード先生のお話はとても感動的な内容だった。アフガニスタンでの子ども時代に、医者になって人々の命と健康を守る=人々に尽くす仕事をしたいと思った体験談は、心にしみる内容で、もっと多くの人々特に小学生や中高校生に聞いてほしいと思った。
パレスチナとイスラエルの戦争・ガザ空爆や、ウクライナ戦争で、多くの子どもや母親・高齢者が殺され・傷ついている現状を、医者の立場から悲しい、直ぐ停戦すべきだと訴えられた。
日本政府の軍拡・人を殺すための武器購入に多額の税金を使うことに対しても、「世界には生きることに苦しんでいる人々、食料が十分でない・餓死寸前、医者にかかることもできない貧しん人々ががたくさんいる。日本国内でさえも貧富の格差が広がり、物価高で生活することが大変な人々がたくさんいる。
人の命と健康を助ける・守るために税金を使うべきだと、日本政府やアメリカ政府など先進国の政治の在り方も鋭く批判された!
医者は患者に寄り添うのが、仕事。病院や診療所に来れない患者に、医者がその患者の自宅に行って治療を行う・話を聞いてあげるのが、患者に寄り添うと言うことである。
在宅訪問医療・介護を島田市で行っている。病気で外に出れないのだから、体が衰弱して介護が必要なのだから、こちらから出むくのは当然と話された。袋井市の在宅医療が貧弱なのを何とか改善したいと思っているので、レシャード先生のお話は胸にストンと落ちた! アフガニスタンに関する講演なので、このようなお話を聞けるとは思っていなかった。僕にとり、とても参考になった。
カレーズの会としてアフガニスタンで無料の診療所を開設し、多数の市民の命と健康を守る事業、妊娠した女性や将来子どもを産む年齢15歳から40歳までの女性を対象にした衛生教育を実施していること、教育支援活動、つい最近の地震で家を失い寒い冬を迎えるヘラート州の被災者支援のため募金活動を開始していることなども話された。
質問の時間があり2人の女性からの質問に丁寧に答えらた。写真に写っているレシャード先生の左側の女性が、介護の仕事について自分の困っていることなども含めかなり長く話したが、根気よく話を聞く先生の姿勢は素晴らしいと感じた。
質問の時間に大場袋井市長が手を上げ、レシャード先生のお話を聞いての感想と講演へのお礼を述べられた。議会での発言に比べ、とても良い市長の話に思わず拍手した。
講演会は大成功だったと思う。会議室やホールでの講演会と異なり、たくさんあるイベントの一つとしての講演会だったので、用意された席は空席が目立ったのが残念だった。
今後、是非、袋井市でレシャード・カレッド医師の講演会を企画したいと思う。下の写真はカレーズの会の活動を紹介するパネルです。
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