s市政便りの原稿を印刷屋にまわしました。袋井市内全域に新聞折り込みで配布されるのは、1月22日の予定です。
竹ちゃんの市政便り 第25号 2024年1月発行
発行責任者 竹野昇 (無会派)連絡先 437-0035 静岡県袋井市砂本町2-10
電話・ファックス 0538-43-3456
メール takecbf21369@nifty.com
*今回の市政便りは、自費での発行です。意見・感想などを上記にお寄せください。
2024年 ご挨拶
1月1日石川県能登半島沖で地震が起き、ツナミも日本海側沿岸に押し寄せ、正月気分が吹っ飛びました。被害の全容はいまだ不明(原稿を書いている10日の時点)ですが、死者202人、安否不明者102人、住宅被害多数で、2万6000人を超える方たちが避難生活を強いられる大災害です。亡くなった方たちに哀悼の気持ちを捧げます。被害を受けた方たちにお見舞いを申し上げます。
静岡県もいつ東海地震・南海トラフ巨大地震に襲われるかも分からず、他人ごととは思えません。災害への備えをしっかりすべきと改めて考えています。
ウクライナ戦争は停戦の兆しがなく、ガザでのイスラエルによる無差別攻撃で2万人以上ものパレスチナ人が殺され、解決の見通しが立たず、自然界・人間界ともに厳しい状況で新しい年が始まり、身が引き締まる思いです。
日本の政治や経済、袋井市政も色々問題・課題があり、重い気分でスタートを切りました。しかし、自分に出来える範囲で頑張っていく気持ちを固めています。
おかしいことはおかしいと言いましょう! その1 国政
自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題、政治家の逮捕や取り調べ、閣僚の相次ぐ交代、借金を積み重ねて軍拡に走る岸田政権、政治不信は頂点に達しています。政権交代しか道はないですね。
おかしいことはおかしいと言いましょう! その2 市政
浅羽支所利活用・地域の活性化を子どもの施設「あそびの杜」で実現しようとする計画は大きな問題があります。下に項目を設けて、具体的な問題点を指摘します。土橋工業用地開発計画も、水田埋め立てで水害の恐れ、また事業の進め方にも問題があり、賛成できません。この問題も別に項目を設けて説明します。
【 仮称こども交流館あそびの杜 現段階の基本計画内容 】
浅羽支所市民サービス課を3階へ。社会福祉協議会浅羽支所、シルバー人材センター浅羽支所、浅羽笠原まちづくり協議会生活支援ネットワーク事務局も3階に移転。空いた1階のスペースに、軽食コーナー、幼児エリア(木の根をイメージした遊具を整備、トンネル、ネットよじ登り遊びなどができる)、ARやデジタルで川をイメージした滑り台や砂利をイメージしたボールプールなどで、仮想水の世界を体験するコーナーを作る。
2階の歴史文化館・生涯学習課文化財係事務室は、郷土資料館・近藤記念館へ、防災機器がある現地災害対策本部は3階に移転する。空いたスペースに、こども図書館やフリースペース(工作・文化体験などのワークショップ、作品展示、ダンスなどができる)、デジタルで袋井市の歴史や自然を学べるコーナーを設置する。吹き抜けで1階からのネット遊具でも遊べる。
支所前南の駐車場とバス停留所があるロータリーに、こどもが遊べる「にぎわい広場」を設置。支所屋上を市民の憩いの場、災害時の避難場所となるように改修。改修に伴い、大階段を設置して2階、3階、屋上に外側から入れるようにする。エレベーターも外側に新設する。
3階の茶文化資料館は、南コミュニティーセンター前の介護保険関係事務所を移転候補地として調整するが、その移転後の元浅羽町議会議事場は段差があるので、利用は今後検討する。3階南側に保存してある文化財や資料等は、支所北側の車庫棟や郷土資料館・近藤記念館に分散保管する。
(イメージ図を掲載予定)
何が問題かーーー①この案は地元要望で出たものでない。子育てに関わる若い世代からも焼津市や浜松市のこども館のような子供の施設を設置してほしいとの要望は出ていない。案は、委託した民間事業者から出されたもの。②1,2階すべてをこどもの施設にして、地域の活性化・にぎわいにつながるかは疑問。物珍しさで最初は来場者が多くても、袋井市中部・北部の親子が何度も利用してくれるかは疑問。③ARやデジタルによる仮想空間の森や川・水辺の自然で遊ぶよりも、袋井市に豊富にある川や水辺、木々が茂る公園や山で遊ぶほうが自然とのふれあいができ、学習効果がある。④ARやデジタルの遊びは、地域の年配者に昔の遊びを教わって世代を超えて交流することはできない。⑤駐車場をつぶして「にぎわい広場」を作らなくても、近藤記念公園に緑の広場がある。⑥ワンフロアーの施設なら受付から子どもたちの様子が見渡すことができ、安全管理ができる。2階にもこどもの施設があるとそこにも受付スタッフを配置する必要があり、またARやデジタル機器使用の施設は故障などトラブルが生じた際、専門スタッフが必要であり、維持管理費も高くつく。⑦外側の大階段は金がかかるだけで不要。⑧3階に市民サービス課など現在の1階に事務所を置く団体が移転すると、3階の事務所スペースが狭くなる。⑨令和4年度に出された改修費用見込みは、7.5億円から8億円程度であったが、今回の案ではそれを上回る恐れがある。(まだ費用見込みは出されていない)費用対効果でも大きな疑問がある。⑩メロープラザ2階に親子交流広場があり、赤ちゃんや3歳以下の幼児は現施設を利用できる。
議会でも地元の意見を聞くべきとの声がたくさんの議員から出ました!
11月議会で、多くの議員からスケジュールありきでなく、基本計画を策定する前に地元や関係者の意見・声を聞くべきとの意見が出され、市当局もその必要性を認めました。
私の個人的意見 令和4年3月1日一般質問で対案を出しました!
1階の支所市民サービス課はそのまま。社協やシルバ―人材センター、生活支援事務局は、2階へ。空いたスペースに子どもの施設を作る。2階の歴史館や文化財係事務室はそのまま。災害対策本部の南側に食堂・カフェやソファがあるサロン的な休憩室を設置してにぎわいのスペースとする。3階はそのまま。近藤記念公園に大きな遊具を設置する。
*皆で知恵・アイデアを出し合い、話し合いでことを進めることが大切だと思います。
【 大和ハウス工業の工場移転のため、土橋工業用地開発計画を、土地区画整理事業で進めようとしている問題点 】
- 予定地のほぼ真ん中に水田を所有し米作りをされておられる地権者を無視して事業を進めようとしている.②県企業局が断念した計画を、土地区画整理事業で進めようとしているが、民間企業の工場用地整備にこの手法は使うのは無理がある。公共事業でないから不同意地権者の土地を強制収用できない。③13ヘクタール以上の水田を埋め立てると、下流域の木原地区が道路冠水や床下浸水被害の恐れがある。④大和ハウス工業は、現在の自社所有地で問題なく操業しており、工場建て替えは現敷地内で実施可能。単なる工場移転は、新規事業者の進出でないので、袋井市への財政的貢献は、現在と変わらない。⑤土橋地区の埋めたて予定地に近い住民にとり、景観や風の流れが悪くなり、環境が悪くなる。⑥予定地の水田は、農業振興地域であったが、その指定除外を地権者・耕作者に知らせずに行った。⑦農地転用を、転用を望まない地権者を無視して行った。
*私は以前からこの事業を問題視し、議会一般質問でも度々取り上げています。地権者に寄り添い、農業と農地を守っての食料安保・水害防止の観点からもこの事業に反対し、事業の断念を求めていきます。
令和5年9月議会一般質問報告『 消防団に自治会が協力金を出している問題 』
問――慣例で自治会が協力負担金消防費の名目で集金して(高南地区では1世帯1500円)、連合自治会が消防分団に納めているが、浜松市では自治会から協力金をもらわないよう指導している。現状を見直し、分団運営に必要な経費は全額公費負担で賄えるように予算措置をする方法が考えられ、改善を求める。
答――消防団協力金は地域と各分団との相互理解の中で行われているものであり、適正に対応していると承知している。
*竹野コメントーー国会での大臣答弁に似ている逃げの答弁。現状に問題ありとの認識はない。私は上の問の欄には書いてないが、実際には、自治会の高齢化が進み、多額の自治会費納入が負担になっている方も増えてきている。自治会が独自に使えない上納金が他に社協費や教育振興費などがあり、自治会費の使い方・自治会の在り方の観点からも現状の見直しを訴えました。
情報ボックス
あ)中村哲医師その後写真展 会期:2月11日~20日 会場:市役所2階市民ギャラリー 主催:袋井国際交流協会 *中村哲医師死亡後もアフガニスタンの人々が事業継続している最新の情報をこれまでの活動写真と共に伝えます。
い)写真で知る沖縄の現実 会期:2月21日~29日 会場:市役所2階市民ギャラリー
主催:袋井憲法9条の会 美しい海、南国の離島・観光地が変貌しつつある沖縄の今を、写真を通して知る企画です。
う)第36回憲法記念日袋井市民のつどい 落合恵子さん講演会 期日:5月3日
会場:月見の里学遊館うさぎホール 入場無料 演題 (仮題)「憲法の理念と日本の現実について私が想うこと」 主催:憲法記念日袋井市民のつどい実行委員会
え)よろず相談 労働問題、市政の困りごとなど何でも相談に乗ります。気軽に連絡してください。
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