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2024年5月19日 (日)

#与那国島の町長・糸数健一氏とエマニュエル駐日アメリカ大使の面談、映画「戦雲」を見ての感想

 17日、三上智恵監督最新作「戦雲」(いくさふむ)をシネマイーラで見た。その映画で与那国島の自衛隊駐屯地問題が大きく取り上げられている。僕が知らなかった与那国町長・糸数健一氏の素顔も丁寧に描かれている。

 映画の中で、糸数町長は明確に自衛隊歓迎の姿勢を露わにしている。その糸数氏が17日、与那国島自衛隊駐屯地を訪問したエマニュエル駐日米大使と映画でも紹介された台湾に一番近い島の西端で会っている写真が、18日の新聞に出ていた。

 その糸数町長が、5月3日、東京での憲法改正を求める「憲法フオーラム」(岸田首相もメーセージを送る改憲派の集会)で、とんでもない発言をしている。

 本土の新聞には報道されていないが、「ノーモア沖縄戦 命どう宝の会 メルマガ254号」に糸数氏の発言全文が紹介されている。要約ーー

『 私の住む与那国島は国防の最前線。自衛隊が来てくれて安心できる。台湾を守ることは旧宗主国の日本の責務。日本国憲法はアメリカのマッカーサーと一部の卑屈な日本人が作った。自衛隊明記と緊急事態条項は最低限入れるべき。9条2項は国の交戦権を求めると改めるべき。』

 映画では、与那国島の大きなイベント「ハーリー」に自衛隊員も島に住む住民として参加し、それを心から嬉しそうに見守る町長の素顔が描かれている。

 人口が少ない島(わずか1700人)・若者が沖縄本島に出ていく離島の町長にとり、確かに屈強な自衛隊員の存在はありがたいのは良く理解できる。200人の自衛隊員とさらに家族を入れると、島にとり買い物など消費面でも大きな貢献をしている。

 町に入る基地交付金も無視できない。映画では基地交付金については触れてはいないが、恐らく小さな町財政にとり、原発交付金同様、打ち出の小槌になっているだろう。

 日米政府は、対中国の戦略的重要拠点として、与那国島を位置づけている。自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練がこの与那国島でも行われている。

 本当に台湾有事になれば、島民は九州に避難することになる。国民保護法でそのことが明記され、自衛隊の飛行機や艦船で輸送される計画になっている。

 沖縄戦では与那国島に日本軍が駐屯していなかったので、米軍の攻撃は全くなかった! 軍隊・基地があれば、そこが戦場になる! 沖縄の人々は身をもってそのことを味わった。

 しかし今日、県民の分断が進んでいる。一部の保守的な人々は、日米の軍隊・基地・ミサイルが抑止力となり、自分たちを守ってくれると信じている。

 映画では、自衛隊駐屯地・ミサイル基地・弾薬庫新設に反対する与那国島や石垣島、宮古島の人々が丁寧に描かれている。しかし残念ながら少数派である。沖縄本島のような反対運動は展開されていない。それでも素朴に島の要塞化に疑問を持ち、声を上げる人たちの表情や思いは強く伝わってくる。

 僕は40数回以上沖縄に行っているが、まだ南西諸島には一度も行ったことがない。辺野古や高江の座り込み参加で精いっぱいだ。しかしこの映画を見て、島で声を上げる人たちに直接会って、また島々に展開されている自衛隊基地を自分の目で見たい思いが強くなった。

 今年は自治会の仕事もあり無理だが、来年は是非行きたいと思う。

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