#ビッグイシー日本版の紹介と、NPO法人ビッグイシュー基金が主催した「夜パンカフェ 」2024年6月15日 東京練馬区けやきの森の季楽堂でのイベントに参加した感想
月2回発行の雑誌「THE BIG ISSUE]を定期購読して3年目。ホームレスの人々支援のため、英国ロンドンで始まった雑誌だ。本売り上げ収益から、ホームレスの人々に住まいを提供したり、食料支援、就労支援をしている。
全世界に、それぞれの国の言語で、その国の団体(いわばビッグイシュー支部)が定期発行している。英国版の記事と共に、それぞれの国の作家やジャーナリスト、科学者、アスリート、役者などの記事も掲載され、興味深い内容の記事が多い。
大都会では、ホームレスの方が街頭で販売しているが、地方都市では直接買うことができないので、「にっこり応援会員」(年会費15,000円)になっている。
6月号に練馬区でのイベントちらしが入っていたので、参加した。料理研究家・枝元なほみさんのオリジナルレシピのランチ「バカオセット」1,100円を食べた。初めて食する料理だったが、美味しかった! 会場は樹齢300年以上のけやきの大木や大きな木々に囲まれた緑の空間にあり、素敵なところだった。地元の人びとなどが大勢集まり、築150年の古民家内の食堂は満席。
受付でお福分け券を販売していた。福を分けるチケットは、この券を500円で買うことにより、後から来てお金に困っている人もそのお福分け券で無料で飲食できるしくみだ。
時間があったので2回目に飲み物を注文した際に、僕もそのお福分け券を購入した。その他面白いイベントをやっていた。「シエアする本棚」というコーナーでは、来場者が自分の古本を持ち込み、他の来場者が持ち込んだ古本を自由に持ち帰ることができる。
実は僕も本を持ち込んだ。原発の絵本2冊は誰かがもらってくれた。他の本はそうでなかったが。。。。。いつか袋井市でも同じようなシエアする本棚のイベントがやれたらなと思っている。
午後、食堂となっていた畳の部屋で、「おとなりさんの晩ごはん~難民・仮放免者の住まいとくらし~」というトークセッションがあった。「つくろい東京ファンド」スタッフの武石昌子さんと、同スタッフの大澤優真さんが難民が置かれている状況や支援内容を話してくれた。
日本政府の難民認定率が極めて低い! 入管法改悪と相まって、日本に住む難民は働くこともできず、いつ追い出されるかもわからい不安な生活を余儀なくさせられている。冷たい政府に怒りが沸く。
日本社会の閉鎖性は政府だけに責任があるのでなく、一般の僕たちにも責任がある。無関心からくる無知が、そうした状況を作っている。ビッグイシューを購読していて、いいイベントを知り参加できて良かった。
プライバシーを守る観点から、写真撮影はできないことになっているので、会場の様子を写真で紹介できないのが残念です。
先日届いたBIG ISSUE 6月15日発行の特集は、「まちに座る」。町の民家や商店前いすを並べて、色々な人と交流する場を作る仕組みの紹介記事です。実際に取り組んでいる街がある。面白い発想と実践は、とても参考になります。
6月1日発行の特集は、「あなたのそばの”植物パワー”」 薬草やよもぎの効能など、身近な植物を有効活用する智恵を学びました。
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