#浜岡原発の再稼働をさせないため、新しく静岡県知事になった鈴木康友氏への要望書と知事の対応
脱原発自然エネルギー推進静岡・議員の会として、下記の文書を県議会議員・杉山あつし氏を通して、知事に提出した。
静岡県知事鈴木康友様
浜岡原発に関する提言・要望に関する意見交換のお願い
私たちの会(脱原発自然エネルギー推進静岡・議員の会)は、東京電力福島第一発電所の過酷事故を契機に、浜岡原発でも同じような事故が起きれば、県民の命と健康、生活に大変な事態をもたらすと危機感を抱き、議員として浜岡原発の再稼働を議会で止める、また原発に依存せずに再生可能エネルギーで地域の電力を賄えるよう再エネを推進することを目的に立ち上げた会です。
今年元旦の夕方に発生した能登半島大地震は、日本に衝撃を与えました。志賀原発は幸いにも停止中だったため事故には至らなかったが、地震や津波に襲われた場合、原発は大事故につながる危険性が高いことを改めて確認させられました。
浜岡原発は震源域の真上に立ち、日本一危険な原発と言われています。停止して13年目になり、使用済み核燃料は十分冷却されていますが、再稼働されて原子炉の中で核爆発を起こしている状態(爆発は制御されていますが)で南海トラフ巨大地震が起きた場合、地面の隆起や陥没などで格納容器内の配線や配管などが損傷・破断、原子炉建屋の損傷や停電、海水を取り込む機能も破壊され、冷却機能を失うことが十分あり得ます。
福島原発事故のような放射能拡散の事態になれば、地震・津波災害の上に原発災害が加わり、大惨事となります。
原子力規制委員会の審査合格はまだ先と思われますが、知事任期中に再稼働を認めるか否か決断を迫られる事態もあり得ます。
わたしたちの会は再稼働を認めないことが県民の命と財産、生活、健康を守ると確信しています。更に、日本国内において、原発立地場所から50㎞以内の地域における海外企業や日本の先端技術企業の投資が他の地域に比較し極めて低い状況を見ると、浜岡原発の再稼働は今後の静岡県経済発展のマイナス要因となるのではと危惧します。
県知事の判断が静岡県民の安全・安心と県の発展に直結します。
判断をする際に、最低限でも避難を強いられるUPZ圏内11市町の長と議会の意向を尊重していただきたいと思います。
出来れば県内全ての首長と議会の意向も聞いていただきたいと希望します。この点に関し、私たちの会役員数名と率直な意見交換の場を持っていただくことを要望します。
意見交換の場が持てるかどうかの回答は、杉山あつし県議会議員を通して連絡をお願いします。
6月 26 日
脱原発自然エネルギー推進静岡・議員の会 代表 三上元
知事は前湖西市長・三上元さんを浜松市長時代から良く知っている。僕たち議員の会として、難しい問題は避けて、最低限の再稼働に際しての地元同意の話題に絞ってなら応じてくれるだろうとの読みから、上記の文書を作成し、知事選では鈴木康友氏を支持した立憲民主党の杉山あつし氏を介して要望書を出した。
三上元さんも立憲民主党に属している。合ってくれるだろうとの期待は、見事に外れた。知事は彼の後援会長を通して、議員の会所属の県議会議員数名となら会うが、明確な原発反対派の三上元さんとは会いたくないと、三上さんに打診してきた。
対外的に原発反対のリーダー三上元さんと知事室で会ったことが分かると、まずいとの判断からと思われる。肝っ玉の小さい知事だ! そもそも彼は市長時代、浜岡原発再稼働容認の立場だった。選挙では、広く支持を得るため、再稼働に際してはupz圏内の意見も尊重する、とやや慎重な発言をしていた。
僕たちは知事の意向が分かったので、県議会議員数名との意見交換にすると決めた。
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