長岡藩家老・河井継之助記念館を訪問 彼の言葉紹介
7月4日、議会活性化特別委員会の視察研修で長岡市役所を訪問し、帰りの新幹線まで少し時間があるので、昼食も食べづに、長岡駅近くの河井継之助祈念館を約1時間見学した。
河井継之助は、長岡藩家老として、藩財政を立て直し、数々の藩政改革を実行した人物として知られている。官軍とは当初戦争回避を願い、官軍の総大将と戦争回避の面談をしたが、相手側が聞く耳を持たなっかったので、やむなく戊辰戦争を戦った。
彼の有名な言葉を記念館で展示してあった。 「 民は国の本 吏は民の雇 」
僕は、国を治める指導者の心構えとして、彼の基本的な理念は現代にも通じると確信する。支配階級の武士が国を豊かにするわけでなく、農民・商人を大切にして彼らが生産性を上げることが国の経済を豊かにする、そのため、年貢を過剰に取り立てることを許さない、商人から賄賂を取ることを厳禁する、商人が自由に商いができるように規制を緩和する、農作物が水害に合わないよう治水対策に力を入れる、武士は質素な生活をする、武士と農民や商人が協力して国を豊かにする、このような方針のもとに、長岡藩を立て直し、人々の意識変革をやり遂げた。
彼は志半ばで戊辰戦争での負傷がもとで死亡したが、その志、魂、理念は、今も長岡市の人々の心に生きている。

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