#ウクライナ軍によるロシア領越境攻撃・制圧は、支持できない!
ウクライナ軍が、ロシア西部クルクス州に侵攻し、82集落を制圧。東京都の半分程度の面積を押さえているとの報道に、驚き、これはロシアの侵略への反撃を超え、ウクライナがロシアと同じ間違いを犯していると僕は思う。これではウクライナ支援はできない。
ゼレンスキー大統領の侵攻理由は、新聞報道によると、国民とロシア側への心理的効果を狙っている。自国民へは、ウクライナ軍は強い・ロシアに負けてはいない・国境のロシア領内からの攻撃を阻止できる・つまり自国防衛につながるとの宣伝効果だ。
対してロシア側への心理的打撃も狙っている。ロシアの厭戦気分をさらに高める狙いだ。プーチン大統領のウクライナ侵攻が間違いだったとロシア国民に思わせる効果も狙っている。
これは戦前の日本軍の論理に似ている。イスラエルのパレスチナ領土制圧・攻撃・占領・支配下に置く論理にもつながる。ロシアのウクライナ侵攻・攻撃の論理も、西側(NATO諸国)から自国を守るためだ。
ゼレンスキー大統領は完全に誤った選択をした。戦争を継続すると、世界の指導者は同じ過ちを犯す。歴史的に繰り返してきた愚かな政治判断だ。これでは戦争は終わらない。停戦交渉はできない。自国民の被害は増え、若者が殺し殺され・傷つき、街が破壊され、悲劇は続く。
日本では、いや世界では、これまでウクライナへの同情から様々な支援が呼びかけられ、普通の人々が募金をしたり、政府も経済的・軍事的支援をして来た。できることをしよう、悲劇のウクライナ人を応援したいと思う人びとが、多数だった。
ここにきて、特に軍事支援は、やめるべきだ。ロシアを攻撃する兵器の提供は、戦争の激化を招くだけで、真の問題解決にならない。ゼレンスキー大統領に自制を呼びかけるためにも、軍事支援停止は効果があると思う。
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