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2024年10月

2024年10月28日 (月)

3衆議院選挙結果に想う

 自民大敗。与党過半数割れに当然の報いと安堵できる結果だ。自民は前回から65議席を減らして191.公明は8議席減らして24.合計215は、全議席465の過半数が233議席だから、過半数割れが確定した。

 一方野党は、立憲民主党が50議席増の148.維新が5議席減の38.国民民主党が21増の28.共産党が2減の8.れいわが6増の9.社民党が現状維持の1.その他参政党が3.日本保守党が3.無所属が12.

 野党全体の数は把握が難しい。ある報道では250.別の報道では235.保守的な日本保守党や無所属が、どちらにつくか不明だから。当選して自民党に入る無所属議員もいる。

 総体として言えるのは、裏金問題や石破首相・自民党そのものへの不信感が、結果に表れている点を評価したい。しかし投票率の低さは問題だ。前回2021年は55%だったが、今回は53%前後になりそう。

 年代別の投票率は多分明日の新聞報道で分かるが、有権者のわずか53%しか投票しない現実は、日本が健全な民主主義社会とは言えない。恐らく投票率が60%を超えたら、自民公明がもっと議席を減らす結果になったと思う。

 石破政権は過半数割れでも政権を放棄しないだろう。野党が連合政権を打ち立てる状況にないことに助けられての結果だ。政権交代は来年の参議院選挙まで待つほかない。

 それまでに各党がどれだけ国民から信頼を得られる活動をするかが問われる。

2024年10月27日 (日)

#衆議院選その他各種選挙投票率アップのためのアイデア 投票立会人を経験して

 今日10月27日は衆議院選挙投票日。たまたま自治会長として朝7時から午後1時半まで、地域の投票所で立会人をした。16年前にも自治会長としてやったことがあるが、地域の高齢化を色々しみじみ考えさせられた。同時に以外に若い世代、小さなお子さん連れの家族も来てくれ、はっとあるアイデアが浮かんだ。

 ①高校生投票ボランティア・②投票済み証明書の活用・③お子さん飴玉サービス・④投票所に音楽と分かりやすい表示を! このアイデアは一緒に立ち会いの仕事をした自治会長と市の職員に、11月議会で取り上げたいと話した。

 80代以上の高齢者がたくさん投票に来てくれた。足が弱って杖をついている方、出口が分からない方、小選挙区・比例代表・最高裁国民審査と3つも投票箱があり、どこに用紙を入れたら良いのかまごつく方、違う投票箱に入れる方など、市の職員以外に投票を手助けするボランティアがおれば高齢者が助かり、投票がスムーズに運ぶと思う。

 9時半ごろ、特に投票箱が並んでいる国民審査と比例代表のコーナーでどこに入れたらよいのか判断するのに時間がかかる人が多いので、市の職員にピンクの投票用紙はこちらに、緑の国民審査用紙はこちらと、色で入れるべき投票箱を説明してはどうかと提案した。市の職員は投票箱の近くに立ち、そのように案内するとスムーズになった。

 しかし投票所に来ている職員は交代要員無しなので、トイレに行ったり、昼ご飯を食べる際は互いに仕事をカバーしながら絶えずそれぞれの持ち場で任務を果たさなければならない。

 投票立会人の自治会長も時には投票箱の近くに立ち、案内せざるを得ない状況だった。あるいは椅子に座りながら、その投票用紙はこちらに入れてくださいと声掛けをした。

 そこで思い浮かんだのがそうした案内をする高校生ボランティア募集案。来年4月には袋井市議選と市長選がある。高校生がボランティアで来てくれると、市の職員が助かり、高齢者も助かる。高校生も地域の高齢化が理解でき、また18歳になったら投票する機会が来るので、ボランティア体験者は多分確実に投票行動に移せると確信する。

 投票済み証明書の活用は、そのカードを市内のお店に持って行けば割引をしてもらえる活用。これは実際に他の市町で実施されている。小さなお子さんに飴玉をあげるサービスは若い世代が家族そろって投票所に足を運ぶ効果がある。

 音楽を流すアイデアは会場の雰囲気を和らげる効果があると思う。分かりやすい掲示は会場の流れを大きな矢印で示したり、投票箱の後ろに立て看板を立て、大きな字で小選挙区投票箱、比例代表投票箱、市長選投票箱、市議選投票箱と掲示すれば間違が少なくなり、高齢者の安心して箱に入れることができる。

 

2024年10月25日 (金)

#自民党非公認候補の支部に税金の政党交付金から2000万円支給。裏金議員への支援。これでは裏金議員公認だ!

 自民党は裏金問題を全く反省していない。私たちの税金から政党に交付される政党交付金から、非公認とした候補者が自民党支部長であるところにも、公認候補の支部と同額の2000万円を支給。

 裏金候補が当選すれば自民会派に所属を認めるための措置だ。自民党は財界の献金や企業からの政治パーティー参加券購入という形での献金が潤沢にある。あろうことか、僕たちの税金からの政党交付金も選挙に勝つために、なりふり構わず裏金疑惑の候補者に金をばらまいた。

 これではいつまでたっても、議員と金、選挙と金の問題は解決しない! 自民党の議席を減らし、政権交代するほか、日本の政治改革は進まない。

2024年10月23日 (水)

気候変動、異常気象、地球温暖化の影響で桜が開花。人間も自然界もこの先どうなるか予測不可能

 毎朝ウオーキングする堤防沿いに桜の木がたくさんある。山桜、ソメイヨシノ、河津桜など。よく観察すると、開花している桜の花びらがちらほら。

 春と違い、一本の木でも開花してない蕾が多数だが、中にはもう春かなと勘違いしてきれいな花びらを付けているのが3~5枚ぐらい。山桜は花びらが小さいのでもっとたくさん花をつけている。

 ほとんどの木の葉は落葉しているが、中にはたくさん緑の葉っぱを残している桜の木もある。10年ほど前には、この時期に咲く桜の花を狂い咲きと呼んだ。

 しかし今では当たり前の現象となった。桜君たちも、季節が分からなくなってきた。恐らく蕾も個性があり、まだ早いと固く蕾を閉じているものが多数だが、個性的なものは良し咲いてやろうと開花しているのだろう。

 花への影響は僕たちに彩りを与えてくれるが、農作物への影響は深刻だ。いつも長野県のりんご生産者から贈答用のりんごを取り寄せているが、今年は出荷できるほどのりんごが収穫できないので、申し訳ないが注文に応じらられませんと手紙が届いた。

 新聞報道でも、梨やブドウの産地でも多品種への切り替えをせざるを得ないそうだ。米のブランド米も大きな打撃を受けている。これまで1等米だったが、格落ちになり、ブランド米として出荷できなくなったものが多いそうだ。

 野菜などもそうだ。日本列島は沖縄から北海道まで縦に細長いから産地の移動が進んでいる。温度の変化に対応するほかない。衣服もこれまでの常識が通じない。1日の中でも朝夕夜は涼しく(時には寒いぐらい)、何を着て良いのか分からない。旅行など外出する際、予測が難しいので頭を悩ませる。

 根本的解決は、人類が開発万能=生産性向上=便利追及=利益第一主義で地球は破壊してきた歴史を反省し、生活の在り方を見直しながら、地球温暖化防止のための対策を真剣に考え、実行に移すほかない。

 

2024年10月19日 (土)

#バイデン大統領の発言「ハマス最高指導者殺害は、イスラエルと米国、世界にとって良い日だ」は許せない!

 ガザでイスラエル軍がハマス最高指導者ヤヒヤ・シンワール氏を殺害した。この事態を受け、アメリカの最高指導者バイデン大統領が、「イスラエル、米国、世界にとり良い日だ。」戦闘終結に向け「チャンスが生まれた」と評価した。

 アフガニスタンでオサマビンラディン氏を殺害した際も、当時の米国最高指導者・ブッシュ大統領が同じような評価をし、殺害を喜んだ。その結果、どうなったのか?

 泥沼の戦争が20年続き、米軍は破壊と殺戮、おびただしい子どもや女性、高齢者、そして兵士の死と負傷を残しただけで、勝利することなく、逃げるように撤退した。

 これ以上の戦闘・破壊・無辜の民の死傷は今すぐにも終わらせたいが、イスラエル軍のやりたい放題に対し、パレスチナの人々はゲリラ戦で対抗するだろう。

 憎しみは憎しみを生み、圧倒的な軍事力でも人々の心を殺すことはできないだろう。悲劇は続く。バイデン大統領の愚かな発言に怒りが沸く。

2024年10月16日 (水)

車検 車のドッグ 安全・安心への投資 しかし12万9000円の出費はつらい

💓 今マイカーの車検中。トヨタユナイテッド静岡袋井のお店で、このブログを書いている。ハイブリッドのトヨタカローラアクシオを購入して、恐らくこれがこの車の最後の車検となる。2年後はできればEV車にしたい。

 お店の人に、参考資料としてEV車がいくらぐらいするか見積りを出してもらった。付属品など全てを含めて、686万円。これでは僕の財布事情が許さない。

 豊田のEVは高価すぎる! もっと大衆的な価格にしなければ、電気自動車は普及しない。恐らく2年後、日産か中国の車を選ぶことになるだろう。

 日本はEV車に関して、出遅れ感がある。二酸化炭素排出ゼロを国策として本気で取り組んでいない。ともあれ、車検が終わり、整備された方に聞くと、特に問題点はないとのこと。後2年間、この車を大切に乗りたい。

 

2024年10月14日 (月)

#明日15日、衆議院選告示。選挙戦が始まる。自民公明政権から野党へ政権移行あるいはその前段階の与野党僅差議席になるか、僕たち国民の投票及び回りへの働きかけで、政治を変革しよう!

 石破首相は野党に事前準備の時間を与えず、急な国会解散=衆議院選に打って出た。政治と金の問題に蓋をし、彼の持論にもふたをして、とにかく勢いのある(?)内に、自らの政治基盤を強化する戦略だと思われる。

 これにどうこたえるか、僕たち有権者の力量が問われる。僕の選挙区・静岡3区は、立憲民主の小山展弘さんに是非当選してほしい。前回の選挙では、はがき宛名書きや電話かけでささやかだが当選に微力ながら貢献した。

 今回もそうするつもりでが、急な選挙でこちらの時間的余裕がなく、日程のやりくりが大変です。袋井市の有権者は市議選でもそうだが、誰か声をかける人がおれば、投票行動に大きな後押しにつながる。

 竹野も小山さんを応援していますとの声を、一人でも多くの人々に伝えたい。

2024年10月13日 (日)

秋祭りと平和・戦争

 今我が町内は秋の祭典中。自治会長として連日屋台と一緒に行動を共にしている。今日が最終日。秋晴れの下、青空を見上げながら、また子供たちや祭り青年のにぎやかで楽しそうな様子、屋台の回りの若い父母や中老会の人々を見ながら、ガザやウクライナに思いを寄せる。

 なんだか申し訳ない気持ちもする。平和のありがたみを感じる。青空から戦闘機やミサイルが攻撃してくる恐怖とは無縁の祭典。日本中の秋祭りは同様だ。

 未来を担う子供たちや若い世代に、何としてもこの平和な状態の日本を継続させ、戦争とは無縁の日本を引き継ぐ任務が僕たちの世代にあることを肝に命じながら、祭り最終日を過ごしたい。

2024年10月11日 (金)

#袴田巌さん再審無罪判決確定を心から喜びます。巌さん、ひで子さん、おめでとうございます。58年の長い闘いからやっと解放されますね!

 検察が上訴権を放棄したので、これでやっと袴田巌さんは死刑囚から解放され、自由の身となった。ひで子さんの粘り強く献身的な闘いが人々の心を打ち、支援の輪が広がり、裁判官の魂を揺さぶり、完全無罪判決確定に結びついたと思う。

 日本の歴史に残る大きな闘いを担った弁護士の先生方、初期の頃から支援活動にとり組んできた市民の方々に、感謝と敬意を表します。ひで子さんの心の底から湧き上がる喜び・笑顔にこちらも安堵し、嬉しいです!

 それにしても検察・警察の対応には怒りが沸く。司法が下した捏造を認めない、反省なし、これではこれまでの事実を争う裁判は何だったのか。いたずらに時間を労し、無実の人及び家族を苦しめただけでないのか!

 心からの謝罪と反省は事実を認めることから始まる。それなしでは、同じ過ちを繰り返す。

2024年10月10日 (木)

3日間、九州へ。活動報告その1

 7,8,9日と九州熊本県、福岡県へ、議会総務委員会視察研修で出かけた。目的は災害特に水害対策の取り組みと、地域自治会組織への支援取り組みを学ぶ。

 本来の研修内容報告はまとめるのに時間がかかるので、本務と関係ない活動?を報告します。ペシャワール会の会報が届き、その中に、村上会長、藤田支援室長の講演会予定案内が入っていた。大牟田市で11月23日(土)午後15時から17時10分まで、藤田室長講演会がある。

 ちょうど9日午後は大牟田市役所訪問日程だったので、大牟田市の人に藤田さんの講演会情報を知ってもらおうと、案内チラシを3枚コピーしておいた。

 議会事務局の女性に「中村哲医師を知っていますか、大牟田市で彼のもとで看護師として働いた藤田さんの講演会が大牟田市であります。」と話しながら、そのチラシを手渡した。

 若い女性職員がとてもにこやかに、「ええ知っています」と受け取ってくれた。この日の宿泊先のホテルで、翌朝フロントの女性に部屋のカード返却の際、やはり同じ質問をしながら案内チラシを渡した。この方も嬉しそうに、僕の話を聞いてくれ、自分は大牟田市に住んでいいる、是非講演会に参加したいですと、反応してくれた。

 反応しない人もいた。大牟田市の男性課長。彼が色々水害対策について説明してくださり、会場を離れる際に、「全く別件ですが中村哲医師の事業を支援するペシャワール会の会員です。大牟田市で藤田さんの講演会があるので、参考までにお知らせします」と、ちらしを手渡した。突然だったので、また予期していない出来事だったので、その方は特に反応はなかったが、関心を持つきっかけになったかもしれない。

 大牟田市役所訪問前に、市役所周辺で昼食をとった。少し時間があったので、市役所裏側の建物「らふる」に入った。この場所が藤田室長の講演会会場「えるる」と勘違いして、その建物内でそれらしきホールがあるのかなと物色していると、女性職員が何か御用ですかと尋ねてくれた。

 その時はチラシを持っていず、たまたま通りかかってここが会場かなと思い、下見を兼ねて寄っただけですと告げた。その女性職員は僕の記憶違いにもかかわらず、11月23日にここが会場になっているか調べますと奥の事務室に戻り、あちこち電話して調べてくれ、そのような予定は確認できませんでしたと、丁寧に説明してくれた。

 これは僕の「えるる」と「らふる」名称の記憶違いから起きたこと。ひょっとするとこの方もこのことがきっかけになり、関心を持ってくれたかもしれない。

2024年10月 6日 (日)

雑感 あれこれ

 最近、忙しい。目が回りそうだ。自分で自分を忙しくさせている。1日の朝、今日やるべきことをメモに書く習慣が身に着くようになった。そうしないと、うっかり忘れが増える。買い物もメモをあらかじめ書いて、何が欲しいのか、買うべきか、頭を整理するようにしている。

 今日、電話すべき人、作成すべき書類、外出する際のルート(寄るところの順番)メモ、などを、1日のスケジュールメモに書くようにしている。

 目から入る情報は沢山ある。先ず新聞2紙、朝日と中日。1週間ごとに届く社会新報。これらは、隅から隅まで読むようにしている。各種団体からの会報や手紙・チラシ類も目を通すことにしているが、忙しい時は封を開けずに積んどく。

 自治会関係の市から届く案内・回覧物も多い。月1回の班長会議(砂本町自治会役員会)に班ごとに渡すが、月何回かは直接班長宅に届ける。市民運動関係のチラシ・案内文は、市内知人宅を回り届ける。

 会議に先立ち、司会進行のための会議メモ(議題・検討課題・報告事項などを書いたもの)を作成するようにしている。主催する会議は、自治会・原発関係・憲法関係など。イベント(中村哲医師写真展など)を企画して、賛同・協力していただける方に集まっていただく会議用の種類作成もする。

 もちろん、議会関係の文書作成も。ブログやフェイスブック投稿の文書作成も。

 昨日はサツマイモ掘りをした。今年はほんの少ししか収穫できず残念。2日前は道楽山でたくさんの柿を収穫。珍しく豊作でした。栗は不作だったが、少しは取れた。畑仕事や山仕事は、やればきりがないほどある。ほったらかしが多いが、雑草が伸びて、結局草刈が大変になる。

 こちらの仕事は体力が必用。結構大変。でもストレスゼロ! 実りの喜びもある。

 忙しいのは、妻に言わせると、「好きでやっているのでしょう」。 まあその通り。性分だとあきらめている。

2024年10月 5日 (土)

議会報告その3 駐車場特別会計決算に反対討論

 一般会計決算に反対討論と関連します。市民の財産を商工会議所移転に伴い、財産価値及び稼ぐ力、市民サービス、いずれも減少させている市政の失敗を告発する問題意識から、取り上げました。

議第47号決算書令和5年度袋井市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について、反対討論

 決算書2ページ歳入の使用料収入4308万円余、3ページ歳出繰り出し金799万円余は、以前に比べ低いので、過去の特別会計を調べました。

 平成25年度収入は、5099万円余。26年度、5024万円余。27年度、4437万円余。

28年度、4189万円余。

 ここで使用料収入の単純比較は上の数字だけでは不正確になります。先に43号決算認定に反対した内容と関連するのですが、駅北口東側、つまり現在商工会議所や秋葉ホール、クレタケインホテル、駅前郵便局、そして解体され半分程度の面積になった車・オートバイ・自転車の駐車場になっている市の土地から得る収入全体を考慮する必要があります。

 25年度5099万円余は、ほとんどが駅北口東側の駐車場から入る利用料です。当時駅南口駐輪場はできていません。愛野駅南口は土地使用料支払いが500万円余、車の利用が少なく大赤字。かろうじて愛野駅北口駐車場からの利益で赤字を補い、愛野駅南北駐車場からの収入はわずかでした。つまり、商工会議所移転前は稼ぐ力が有ったのです。29年度一般会計繰り出し金は、約1、457万円余もありました。令和5年度の繰り出し金は愛野駅北口・袋井駅南北・袋井駅西側駐輪場全体の利益から、一般会計への貢献が799万円余にすぎません。

 令和5年度袋井駅南北駐車・駐輪場の合計収入は2096万円余と、商工会議所移転前の半分程度しか稼ぐ力が有りません。JRから8億2506万円で購入した土地の稼ぐ力が、大きく落ちこんでいるのは、市政の失敗だと思います。

 私はこれまでこの問題を取り上げなかったのは、9月決算議会において時間的余裕がなく、過去にさかのぼってしっかり調べることが出来なかったからです。

 今回一般質問読み上げ原稿を早く完成させ、市当局から出された資料を読み込み、分からない点を担当課に尋ね、過去の資料に目を通して、稼ぐ力を失った駐車場事業特別会計の問題点を明らかにするため、こうして反対討論をしている次第です。

 稼ぐ力を増やす提言もしたいと思います。現在北口自転車駐輪場の奥東側にオートバイ専用スペースがありますが、以前に比べて駐輪するのに危険が伴い、利用が極めて少ないです。2年前から協働まちづくり課交通担当係に、西口駐輪場をオートバイ専用にすれば駐輪が楽にでき、利用者が使いやすくなると提案しています。西口定期自転車利用者は、東口奥のオートバイ専用スペースに移動してもらう案です。

 駅南口のオートバイ専用スペースはガラガラです。オートバイ利用者への対応が不適切であるから利用率が低下し、稼ぐ力も減じていると思います。

 愛野駅に自転車とオートバイ駐輪場がありますが、そこは無料です。袋井高校・静岡理工科大学の学生さんたちで、袋井駅側と愛野駅側駐輪場では一方が無料で他方が有料と不公平が続いています。

 この問題の解決を度々常任委員会で取り上げていますが、当局は改善に向けた取り組みをやっていません。

 以上の理由により、駐輪場の在り方にも問題があり納得できかねるので、議第47号に反対します。

2024年10月 4日 (金)

9月議会令和5年度決算書認定に反対しました。その論拠。

 議会報告です。下記は9月30日9月議会最終日に反対討論した内容です。採決では反対2名、他の議員賛成多数で可決されたが、袋井市政の問題点を公の場で指摘して、今後の改善につなぐ目的でしたので、採決結果より、市の職員や市民の気づきにつながることを期待しています。

議第43号決算書令和5年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定について反対討論読み上げ原稿

 最初に申し上げたいのは、膨大な事業それに伴う歳入歳出決算認定全てについて認められない反対というわけではありません。今回私がおかしいな、これは認められない箇所について、問題点を公の場で指摘し、その部分が認められないと主張することにより、今後の改善につながるとの判断から反対討論をします。

 ページ2、歳入の所に、市民税、固定資産税、都市計画税の項目があります。またページ3に使用料の項目があります。私が問題視しているのは、袋井駅北口の市が所有する一等地・JRから8億2,506万円で購入した市が所有する土地が稼ぐ力を発揮しているかどうかです。

 使用料については財政課から290万円はいっていると説明を受けています。この金額が妥当かどうか、ある専門家に尋ねました。驚くほど安いと指摘されました。市の土地・言い換えれば市民の財産である土地1,720平方メートルから上がる税収は、土地貸付代だけでなく、この土地に建てた建物内に入っているホテルや、秋葉ホールの貸し出し・郵便局に施設内の一部を貸し出しているどまんなか袋井まちづくり株式会社からの、固定資産税・法人市民税・都市計画税も市におさめられ収入となっているはずです。

 財政部に個々の企業からでなく、全体としてこの土地に関連する固定資産税・法人市民税・都市計画税がいくら税収として入っているのかを、情報公開請求しました。

 ところが9月25日課税課から公文書部分公開決定の連絡を受け、関係する書類を見せてもらいましたが、私が知りたい具体的な税収に結びつく箇所は全て黒塗りでした。理由は個別の課税情報は公開できないとのことですが、これでは歳入金額の妥当性が判断できません。

 実は私が議員になってすぐ商工会議所移転問題があり、商工会議所駅前移転・ホテル建設・コンベンションホール建設、それに伴う駐車場駐輪場半分程度解体事業に疑問を持った私は、度々議会でこの問題を取り上げました。

 2017年には、財政課の試算として、土地貸付代が844万円余との答弁があり、2018年には貸付代が826万円余と修正した金額が示されています。

 また2018年、当局は議会に対し、商工会議所土地貸付代・固定資産税・都市計画税計約1,350万円入ってくるとの試算を出しています。

 当時の試算額程度がきちんと一般会計に毎年入っておれば、多少は市の財政に貢献していると言えますが、現在総額いくら税収が入っているのか明らかにできないのは、何らかの不都合な事情があるのではと、推測せざるを得ません。

 従って、歳入の一部に問題があり、認められません。

 次の問題点は、浅羽支所利活用事業基本計画策定委託料653万4000円の支出です。これは議第43号補足資料令和5年度袋井市一般会計歳入歳出決算付属資料ページ103に、教育費・文化振興費の所に記載されています。

 このお金=市民の税金を使い、袋井市こども交流館あそびの杜整備基本計画案が、令和5年公募型プロポーザルで3つの事業者から出された提案のうち、一番良いと市当局が判断したエコア総合設計が選ばれ、8月31日に業務委託契約を結んでいます。

 635万4000円のお金で問題がない基本計画案を作成したのなら、私が、あるいは多くの議員がその後令和5年度の常任委員会や全員協議会で、生涯学習課から出された基本計画案に疑問や意見を出すことはなかったでしょう。

 具体的には、支所南外側に大階段を設置する案は、安全上問題ありと、今ではとりやめになっています。屋上を緑化、展望可能なガラスパネルを設置、ベンチを置き、市民の憩いの広場にする、星空観賞会やお月見会など、四季を感じられる催しを開催する、また災害時には避難場所になるよう改修するとの案も、経費節約の観点からとりやめになっています。

 3階旧議事堂を冒険の世界にする、滑り台やボルダリング、のぼり棒を設置して子どもたちの体を動かしてのあそび場にする案は、市民などとの意見交換会でアイデアが出たそうですが、令和6年1月24日、民生文教委に出されたイメージ図は、委託業者が委託費の中から作成したと生涯学習課から聞きました。しかしこの案も問題ありと議会側から意見が出され、現在ではとりやめになっています。

1階から2階まで吹き抜けでネット遊具を設置し、子供たちが2階のゾーンまでよじ登る案も、2階フロアに穴をあける案は耐震上問題があるので、今では入り口部分がもともと吹き抜けになっているので、そこに設置場所が移動しています。

何が問題であるかというと、生涯学習課が自ら色々研究・調査し、事前に関係する市民の意見を聞き、税金を使って支所の利活用事業にふさわしい原案を慎重に作成し、それを庁内全体で検討したうえで、事業者にこのような内容の基本計画案を作成してほしいと、契約を結ぶ際に説明してあれば、このように計画案が変わることはなかったと思われます。

内容面で委託料653万4000円の歳出は問題があるので、到底認めるわけにはいきません。

以上の理由で、議第43号に反対します。

2024年10月 2日 (水)

#イスラエル軍のヨルダン領侵入攻撃・無差別空爆・ヒルボラ最高指導者暗殺・殺害は国際法違反・人道に反する!この暴挙を自衛の権利があると擁護するアメリカは二枚舌。ロシアを非難する資格なし

 イスラエル軍のやっていることは、もう無茶無茶! 国際社会がいくら非難しても、国連安全保障理事会でアメリカがイスラエルを擁護し、拒否権を行使するので、国連として経済制裁を含め、何もできない。

 連日のガザ・レバノンへの攻撃で、非戦闘員である女性や子ども・高齢者・若者たちが無残に殺され、傷つき、家を破壊され、街を破壊され、避難場所である国連機関が運営する学校までも攻撃され、パレスチナの人々は恐怖と飢え・不安にさらされている。

 僕たちが生きているこの地球で、この世界で、許しがたい暴力がずーと続いている。本当に空しく、パレスチナの人々に何もできないのが、申し訳ない。

 今朝のインターネットニュースで、イランがイスラエルにミサイルを撃ち込んだ。ヒズボラもイスラエル領を連日砲撃している。やられたら、やりかえす。負の連鎖だ。圧倒的な軍事力を誇るイスラエル軍が、自国の被害の何十倍・何百倍もの被害を、相手側に負わせている。

 アメリカの支援が続く限り、イスラエル軍は攻撃の手を緩めないだろう。イランとの全面戦争に発展するかどうかは分からない。そうなっても、イスラエルの被害と相手側の被害を計算し、軍事力に勝るイスラエルは受けて立つだろう。ある識者によると、これはイスラエルがしかけるワナであり、全面戦争に仕向けるために意図的にイランを刺激しているとのこと。

 平和を望む世界中の人々に、イスラエルとアメリカは軍事力こそ平和を守ると、力の論理を見せつけている。ロシアもこの点では同じだ。怖いのは、日本国内でも軍事力増強賛成の人々が増えつつあることだ。自民党・政府が世界情勢を利用して、中国の脅威・北朝鮮の脅威を意図的に過大にあおっているのも、軍拡路線に国民を巻き込む作戦だ。

 冷静に事態の推移を見ながら、石破政権の動きを警戒する必要がある。

2024年10月 1日 (火)

#ある地方議会での出来事 経済的弱者に寄り添わない議員 市長の責任

 9月30日が、袋井市議会9月議会最終日。僕は4つの議案が問題ありと、反対討論に立った。取り上げた市営住宅管理条例改正案への姿勢・考え・採決に関連して、他の議員や市長は本心で何を考えているのだろう? 市民に寄り添う、経済的に豊かでない市民に温かい配慮をする気持ちを持っているのだろうか、と、大きな疑問を持った。下記が僕が話した内容。読み上げ原稿のコピーなので、一部アドリブで話した内容は出ていません。採決結果は、僕を除く全議員が当局案に賛成起立で、残念ながら可決。

議第56・57号袋井市営住宅管理条例及び袋井市改良住宅等管理条例の一部改正案に反対討論

一般質問でも反対の論拠を述べましたが、改めて何故反対なのか、この後採決になりますから、特に議員の皆様方に正しい判断をしていただきたく、詳しく反対理由を説明させてもらいます。先ず押さえたいのは、公営住宅の目的です。住宅困窮者に低廉な家賃で住む所を提供するのが目的です。

平成17年に制定された袋井市営住宅管理条例第1章総則に、趣旨 第一条 公営住宅法に基ずくとの規定があります。公営住宅法は昭和26年に国が定めたものです。

次に定義第2条に市営住宅の用語規定があり、市が建設、買取りまたは借り上げを行い、低額所得者に賃貸しするための住宅 と書かれています。

第6条入居者の資格 (3)収入の所には、一定の金額を超えないこととあり、具体的な上限所得金額が規定されています。(4)には現に住宅に困窮していることが明らかな者であること、としています。第29条には、収入超過者は市営住宅を開け渡すよう努力しなければならないとあり、さらに第31条に、高額所得者に対して市長は明け渡し請求ができるとされています。

これらの規定から、明瞭に公営住宅は定額所得者・住宅で困っている人を対象にしていることが明らかです。

 日本国憲法第25条「生存権、国の社会的使命」【すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない】 この規定に基ずき、現在では、県・市町公営住宅は社会福祉の面からも安価な住宅を供給する役割を担っています。

 静岡県住宅供給公社は、連帯保証人なし、債務保証契約なしで県営住宅に入居できるように条例を改正しています。緊急連絡先を2カ所教えて欲しいとするだけです。

 森町は、連帯保証人なし、債務保証契約なしで入居できるよう条例を改正し、2年前から実施しています。磐田市は昨年から。浜松市も同じように条例改正しています。湖西市は今年9月議会で債務保証なしで入居できるよう条例を改正しました。新聞報道でこれを知り、担当課に聞きました。担当課長が出てくださり、「市にとりリスクはあるが、入居者の負担を考慮して、債務保証契約なしで良しとした」と説明してくれました。流れは確実に保証人なし、債務保証契約なしで入居できるように改善措置が図られつつあります。

 この流れは、現実問題として、公営住宅入居希望者の高齢化、外国籍住民の増加により、保証人が見つからない、収入が生活をするのにぎりぎりで、民間の債務保証契約を結ぶ経済的余裕がない実態があるからです。民間債務保証会社と契約するには入会時3万円、更新に毎年1万円必要になります。厳しい生活の中で家賃をきちんと払っていても、今回の条例改正により、今後新たに市営住宅・再開発住宅・改良住宅に入居される方は、例えば20年間入居されると23万円余分な出費を強いられます。

 改正案の連帯保証人なし、同居する子供の年齢制限緩和で小学校就学の初期に達するまでを18歳に達するまでとする、また単身入居者が再開発住宅駅前団地の4,5階に入居する場合、18歳以上60歳未満まで拡大する改正は良いことですが、これは当たり前の改善です。問題点は、市が指定する債務保証会社との債務保証保険契約が義務付けられ、低額収入の市民に不利益になる点です。

 また現在入居されている方の連帯保証人が死亡した場合や高齢で保証人であることをやめた場合、今回改正される条例が適用され、債務保証契約を結ぶ必要に迫られます。都市計画課の担当者に入居者が債務保証契約を結ぶ経済的余裕がなく、連帯保証人が見つからないケースが出た場合どうなるのか、市営住宅を追い出されるのかと、尋ねたところ、それは無いでしょう、しかし私には分かりませんと困った様子でした。

 私が一般質問で、条例改正案の「これにより難いと市長が認める場合は、市長が別に定めるところによる」と規定している意味を質問しました。大場市長は、「家賃債務保証業者による機関保証への加入が困難な場合は、連帯保証人を確保することで入居を可能とする」と答弁しています。

 連帯保証人なしにする条例改正案なのに、低額所得者に対し債務保証契約が経済的理由で困難な場合は、連帯保証人を付けなさいとするのは、自己矛盾です。

 現在入居されておられる方は親族など連帯保証人がいますが、今後連帯保証人の高齢化で死亡したり、保証人をやめたいと申し出た場合、改正条例案では、入居者は救済されません。

 実は、この問題を市営住宅に入っておられる方に知らせる必要がある、そして条例案に反対の市民の声を議会に届けようと、24日から27日まで、管理条例改正案に反対署名を集めました。私自身は忙しく、図書館の近くにある再開発住宅をほんの短時間回っただけですが、市営住宅に住む知人などの協力で、ほんの少しですが、合計66人分の署名が集まり、今朝、議長に報告し、提出しました。特に入居者 54 人の反対の声を尊重してほしいです。

 以上るる述べましたが、改正条例案は市民に冷たい、福祉の面からも問題があり、到底賛成できません。

 最後に来年4月は市長選・市議選があります。市民に寄り添わない・スマイルシティふくろいに沿わない条例案に賛成・可決した場合、大場市長・市当局・議会のイメージダウンは避けられないと懸念します。

 

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