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2024年11月

2024年11月30日 (土)

#災害関連死ゼロを目指して 袋井市議会一般質問 12月4日登壇 読みあげ原稿

 4日午後2時過ぎに登壇します。下記は2つ目の項目に関する発言内容(読み上げ原稿です)

2.災害関連死ゼロを目指して               (その2)

 今年1月に起きた能登半島地震災害関連死が直接死計227人を上回る247人になったとつい最近の新聞で報道されました。2016年の熊本地震では、直接死が50人、災害関連死が222人と公表されています。東日本大震災では福島県の災害関連死が約2000人と報道されています。

 災害関連死を防ぐ方法は多岐に渡りますので、時間の都合で今回私が取り上げる対策は災害が起きた直後に対応できるものに限定しています。

 1)「災害関連死をゼロにするため、ダンボールベッドを全ての避難者にすぐ配布できるよう、必要数を備蓄してはどうか」は、今年2月議会で【大災害に備える】と題し、質問した内容と重なります。備蓄状況の質問に対し、当局は簡易ベッド約1,000台。ダンボールベッド15台は備蓄している。ダンボールベッドは、市内ダンボール製品製造会社と「災害時の物資の供給の協定」を締結しており、災害発生後すみやかに調達できる体制をとっていると答弁しています。

 南海トラフ巨大地震が起きた場合、近隣の市町も多数のダンボールベッドが必要になり、袋井市だけに必要数が直ぐ提供してもらえるのか、定かではありません。袋井市の必要数を確定するのは難しいですが、恐らく数千単位のベッドが必要になるだろうと思われます。

 避難所の床に雑魚寝が、体を冷やし安眠できなくさせ、ほこりを吸いやすくさせ、感染症になりやすい原因です。高齢者が立ち上がる際、ベッドだと楽になります。

 海外特にイタリアでは、48時間以内に全ての避難者にベッドがいきわたる体制が取られています。イタリア並みになるよう、来年度予算に備蓄用ダンボールベッド購入予算を是非つけてもらいたい。

 2)の「中学生が地域の防災訓でに、ダンボールベッドを直ぐ組み立てる訓練を取り入れてはどうか」についてですが、中学生はどの避難所にも家族と一緒に避難します。彼ら彼女らは避難所運営に大きな力を発揮できます。防災訓練で年に1回ダンボールベッド組み立て訓練を入れ、直ぐ組み立てられるよう訓練を積んでおけば、実際に災害が起きた際、中学生が各避難所で大活躍できます。

 3)の「トイレカー、キッチンカーの購入を検討してはどうか」についてですが、国が新たに防災庁を設置し、諸外国並みに避難所運営指針を改定する準備を進めています。スフィア基準という国際基準では、給水・衛生、食料、避難所、保健医療の4分野にわたり、最低限の基準が定められています。日本は災害多発国ですが、これまで基本的に被災した住民の支援は自治体にその責務があるとしてきました。やっと日本政府も防災庁を設置して本腰を入れ、一定の予算を付けるでしょうから、恐らくキッチンカーやトイレカー購入に際して助成金が出るものと思われます。

 以上3つの要望を含んだ質問に対し、当局の考えを伺います。

2024年11月29日 (金)

#投票率を高めるための一般質問

 25日に袋井市議会11月議会が始まり、先日投稿した一般質問の読み上げ原稿に追われている。12月4日が僕の登壇日。下記はまず最初に取り上げる内容に関する発言予定の文章です。

2024年11月議会一般質問読み上げ原稿  竹野昇 (その1)

  • 投票率を上げる工夫

 日本人の投票率が低いことが、議会制民主主義の根幹を揺るがす問題であると大きな問題となっている。先の衆議院選全国投票率は53、85%でした。袋井市は56,14%。過去衆議院選袋井市の投票率は、平成29年57,17%。令和3年55,01%。いずれも6割に達していません。

 これを60%台に押し上げるにはどうしたらよいかが今回のテーマです。実は質問項目にある具体的な提案は、10月27日衆議院選挙当日、地域のコミュニティセンター投票所で立会人をしながら考えました。自治会長が当番で立会人をやることになっており、朝7時から午後1時半まで投票の様子を見守っていました。

 その時気づいたことが今回の提案です。投票箱が3つあり、小選挙区、比例代表、最高裁裁判官信任と3種類の投票用紙を有権者がそれぞれの書く台で必要事項を記入し、その都度投票箱に入れる流れになっていますが、高齢の有権者の中には、どこに入れたらよいのか良くわからず戸惑っている方が少なからずいました。間違えて入れようとする人もおり、その都度市の職員がその方のそばに歩みより教えていました。そのうち、市の職員が別の仕事で立会人2人のそばを離れた際、同じように間違える恐れのある高齢者が少なからずおり、やむを得ず立会人が「そこではありません。こちらの投票箱に入れてください!」と声をかけざるを得ない事態が何回か起きました。

 歩行に杖が必要な方もおり、投票用紙に記入する際、杖を立てかけるのに困っておられる人もいました。記入する鉛筆を台に返却せず、持ち帰ろうとする方もいました。出口を間違え、入口に戻ろうとする方もおり、高齢化がここまで進んでいると実感しました。

 そこで浮かんだアイデアが1)の「投票所に高校生ボランティアを配置する」です。市内全ての投票所に高校生がボランティアで高齢者の手助けをする目的で配置され、ちょっとしたお手伝いをすれば、高齢者の投票行動がスムーズに運びます。

 また高校生が投票所で体験することが、18歳以上になって自らが投票所に足を運び、選挙に関心を持つきっかけになるものと思います。

2)の「投票済み証明書を市内店舗で使用可の割引券にする」は、いわゆる“選挙割”です。やっている自治があります。袋井市も市内の飲食店・喫茶店などに協力をいただき、投票済み証明書を持って行けば、少し割り引いてもらえるようにすれば、若い世代の投票率が上がると思います。

3)の「投票所の雰囲気を和らげるため、音楽をBGで流す」は、半日以上も投票所に座っていて、息苦しく感じたからです。世界では選挙はお祭りのように陽気でにぎやかなところがあります。日本はあまりにも厳粛な雰囲気で、若い人たちが入りにくいのではと感じます。気分が明るくなるBGを流すことにより、次回も投票所に足を運ぼうという気持ちが沸くのではと思います。

4)の「投票箱が2つ以上の場合、分かりやすく大きな字の表示にする」は、実際に投票所で視力が落ちた方たちが小さな字で書かれた表示に困っている光景を見ての改善提案です。来年4月には市長選と市議選があります。候補者の名前や投票箱の表示など、大きな字で表して、視力が落ちた人が老眼鏡を使わなくても済むようにしてもらいたいです。投票済み証明書をお取りくださいの表示も大きくしてもらいたい。

 以上具体的な提案に対し、当局の考えを伺います。

*さて、どのような回答があるか。

2024年11月24日 (日)

袋井市議会11月議会 僕の一般質問通告書 明日25日から議会

 25日から11月議会が12月20日まで開催される。一般質問通告書はメール提出になり、すでに出してある。

代表質問・一般質問 通告書

議席番号

11

質問者

 竹野昇

令和  年  月  日 

午前・午後  時  分 受理

質問事項・要旨(具体的な質問事項) ≪一問一答   方式≫

答弁を

求める者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投票率を上げる工夫

 投票率を上げるために、以下の取り組みを提案するが、当局の考えを伺う。

1)    投票所に高校生ボランティアを配置する。

2)    投票済み証明書を市内店舗で使用可の割引券にする。

3)    投票所の雰囲気をやわらげるため、音楽をBGで流す。

4)    投票箱が2つ以上の場合、分かりやく大きな文字の掲示にする。

災害関連死ゼロを目指して

1)    災害関連死をゼロにするため、ダンボールベッドを全ての避難者にすぐ配布できるよう、必要数を備蓄する。

2)    中学校の防災訓練に、ダンボールベッドを直ぐ組み立てる訓練を取り入れる。

3)    トイレカー、キッチンカーの購入を検討しては

自治会で集めるお金の上納金を大幅に減じられるよう、市の指導を求む

1)    自治会が教育振興費を納める必要を無くすため、学校と連合自治会双方を指導してもらいたい。

2)    社会福祉協議会会費500円を社協は世帯会費として市内全ての世帯から集めている。任意性にするよう、社協を指導してほしい。社協の活動費が不足するなら、助成金を増額すべき。

3)    赤い羽根共同募金や歳末助け合い募金は本来善意に基づく任意性で集めるべきだが、毎年4月上旬、新自治会長全員を集めての会合で、社協職員が直接協力を呼びかけ、振り込み用紙や依頼文が自治会ハンドブックと共に協働まちづくり課から配布されている。このため実質的に自治会費から世帯分を納入している。このやり方を改めるよう指導してもらいたい。

4)    消防団協力費は各消防団が集めないよう、指導してもらいたい。活動費が不足するなら、助成金を増額すべきだ。

中遠広域一般廃棄物最終処分場問題

1)    市内で出る廃棄物は市内で処理・処分するのが、市民感覚、倫理的、教育的にも理想であるし、市当局は最大限そうできるよう努力すべき。このことを市長はどう考えておられるか。

2)    廃棄物でなく、資源化できる埋め立てゴミなどにはどのようなものが考えられるか。

3)    またそうした努力をしている市町村を紹介してもらいたい。

 

 

市長

 

 

 

 

市長

 

教育長

 

市長

 

市長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市長

             

 

上記のとおり通告します。

令和6  年 11 月 20 日

袋井市議会議長 鈴木弘睦様

明日25日本会議の後、市の担当者がヒヤリングと言って、答弁書を作成するために、質問の意図や内容を詳しく知るために、聞きに来る。そのため、読み上げ原稿を1と2の項目について、書き上げた。それを早めに渡し、僕の質問への良い回答をもらえるようにする。関連する参考資料もコピーして準備してある。

 新聞の記事やビッグイシュウ今月1日発行の緊急特集「変えよう! 避難所生活」のコピーを担当者に渡す予定です。

2024年11月23日 (土)

#兵庫県知事選、SNSの影響の怖さと立花氏の選挙介入問題について思う

 全く予想がつかない県知事選だった。僕は兵庫県民でないので、傍観者の立場だったが、稲村氏が当選するだろうと期待も込め思っていた。しかし結果は斎藤氏が当選。どうしてなのだろうと疑問に思っていたが、選挙後から立花氏とSNSの影響が大きく作用したとの報道に驚いている。

 立花氏の言動は論外であるが、問題の確心は若い世代を中心に簡単にSNS情報をうのみにする傾向にあると見ている。僕らの世代は、新聞や雑誌、インターネット、SNSなど幅広く色いろな情報に接し、また意識的に情報を集める努力をしている。

 しかし、新聞を購読しない、雑誌を含め本を読まない、また日頃政治に関心がない世代は、かくも簡単にSNSが拡散する疑わしい情報を信じるのかと驚いている。

 日頃からの蓄積により、政治問題や社会問題等に一定の知識があれば、そう簡単に流されることはない。蓄積がない人々がSNSで炎上した問題に関心を持ち、そうした動機で投票すれば、兵庫県のような結果になる。選挙は民主主義の基本だが、それが民意を正確に表すわけでない

 今朝の新聞に、立花氏が兵庫県南あわじ市長選に立候補すると報道された。目的は、稲村氏支持を表明した現職の南あわじ市長・森本氏を選挙でイヤガラセをするためと思われる。選挙を利用しての宣伝活動に一定の歯止めをかける公職選挙法見直しが必要だ。

2024年11月22日 (金)

#ロシアがICBMでウクライナ攻撃。ウクライナが米国が提供した長射程ミサイルをロシア攻撃した報復。戦争のエスカレートを恐れる

 ウクライナ戦争が新たな局面を迎えた。バイデン大統領が使用を許可したアメリカが供与した長射程ミサイルを、ウクライナが早速使ってロシア領内深くを攻撃。その報復として、ロシアが大陸間弾道ミサイルICBMを使ってウクライナを攻撃したとの報道が流れた。被害の状況はまだ報告されていない。

 恐れていた戦争がエスカレートだ。ロシアのプーチン大統領は、NATO諸国がさらにロシアを攻撃できる武器を提供するなら、核兵器を使用すると脅しているが、それが現実のもになる恐れが高まってきた。

 この局面で冷静に事態をここまでエスカレートさせた根本的原因を分析したい。①ロシアによるウクライナ領侵攻と占領・支配。これは明らかに国際法違反であり、侵略。第一義的にはプーチン大統領が今日の状況を作り出した。国際社会が非難し、ウクライナを支援するのは当然だ。

 ②支援の中身が問題となってきた。初期は食料など生活物資、インフラ破壊を修復する非軍事的物質やそのための資金提供。ウクライナ軍の劣勢が伝えられると、ロシアをくい止めるための武器援助。

 この段階では僕もこうした支援を支持できた。心はウクライナ応援一色だった。

 ③疑問を持ち始めたのはアメリカの武器支援エスカレートだ。ゼレンスキー大統領の求めに応じる形で、次第に高度な武器を供与しだした。ハイマースという短距離ミサイル。F15戦闘機などなど。 自らは手を出さないが、この際徹底的にロシアを弱体化させる戦力に基づいて、戦闘の激化を招く武器と資金供与を惜しみなくウクライナに出し始めた。これに対し、アメリカの意図をキャッチしたロシアが本格的な侵略攻撃をエスカレートし始めた。

 ④ロシアの攻撃激化が欧州にまで迫る=自国もロシアに攻撃=支配されることを恐れる非NATOのフィンランドなどが新たにNATOに加入。いわば米国の軍事力=核の傘に頼る動きが出てきた。さらにドイツ、デンマークなどが軍事協力や武器援助を拡大。これに拍車をかけるように促したのが、アメリカの戦略。NATO加盟国に、軍事費をGDPの2%以上にするように要求し、それに応じる国が激増した。

 チカラにはチカラで。武器には武器で。より強力な軍事力が国を守るとの考えが支配的になっていった。この論理はアジア諸国や中東にも拡大。世界は第二次世界大戦以前のようになっていった。日本もこの流れを利用して、軍事費を5年間で43兆円に。自衛隊がアメリカと一体となり、世界で闘える体制を整えつつある。

 今回の衆議院選で当選した国会議員のほとんどは、自民党の国防戦略に根本的な疑問を抱いていない。それは党派に関係ない。有権者も「頑固に平和を」「軍事費増大反対」「沖縄を戦場にするな」と訴えた党や候補者にそっぽを向いていた。

 怖い流れが進行している。日本にいる僕らはなにもできないが、先ずは事態を冷静に見つめ、少なくとも日本の軍事力増大には反対の声を上げ続けよう!

2024年11月19日 (火)

横浜中華街 大学ヨット部同窓会 感じたこと

 13日から17日まで、東京に滞在し、16日は北九州大学ヨット部同窓会が横浜中華街であったので、久しぶりに中華街に行った。昼頃着いたのだが、すごい人、人、若者が多い。

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 写真は混雑している所を避けて撮影したから、人込みの様子は紹介できない。何が多くの人をこの中華街に引き付けているのか、考えた。美味しい! 中華料理の味と、異国情緒が魅力だと思う。

 この町で働き、生活している人たちの大半は、華僑の人達だ。中国大陸から様ざまの理由で日本に来られた人たち、その子孫や最近働く場所を求めて日本に移住された人たちが、住民の大半だと思う。

 今、残念ながら政治的・軍事的に、日本と中国は良好な関係でないが、食はそんなことは関係ない。中国の人権問題や軍事大国化を理由に、中華街で食事をしない、行きたくないと考える人はほとんどいないと思う。

 僕はそのことがうれしい!、平和に、和やかに、楽しそうに、皆さん美味しいものを味わえる環境がいつまでも続いてほしい。

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 このお店で食事をした。台湾料理店です。夕方は本格的な中国料理を食べるので、意図的に台湾系の人が営む店を選んだ。政治的な理由もある。台湾が中国から政治的・経済的・軍事的に圧力を受けているので、台湾を応援したい気持ちを日頃感じているので、良い機会だと思った。

 牛肉が入った麺料理を食したが、美味しかった! そんなに混んでいないので、待たずに食べられるのも良かった。

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 夕方5時からがヨット部同窓会だが、その前に、2時半から同期と2年先輩の仲間とコーヒーを飲みながら、昔話に花を咲かせた。懐かしい思い出がよみがえり、楽しい一時を過ごした。

 5時から、僕たちよりも若い世代が中心のヨット部同窓会に出た。このグループの会合に出るのは初めて。写真を撮り忘れたが、多方面で皆さん活躍されている様子がうかがえた。

2024年11月15日 (金)

議員の学校 自治体の責務と自治体職員の役割 講師・池上議員の学校前校長の講演を聞いて

 13日、三鷹市で第54回議員の学校があり、受講した。元日野市役所職員・多摩住民自治研究所創設者・前議員の学校長の池上洋通氏のお話を聞いて、地方議員として深く学ぶところがあった。

 昭和30年代後半に、選挙で選ばれた渋谷区長を東京都知事が認めなかったことの是非を問う訴訟において、当時の最高裁大法廷・裁判長横田喜三郎が下した判決を、池上氏は紹介。

【 憲法が特に1章を設けて地方自治を保障するにいたった所以のものは、新憲法の基調とする政治民主化の一環として、住民の日常生活に密接な関連を持つ公共的事務は、その地方の住民の手でその住民の団体が主体となって処理する政治形態を保障せんとする趣旨に出たものである。

 中略  事実上住民が経済的文化的に密接な共同生活を営み、共同体意識をもっているという社会的基盤が存在し、沿革的にみても、また現実の行政の上においても、相当程度の自主立法権、自主行政権、自主財政権等地方自治の基本的権能を付与された地域団体であることを必要とするものというべきである。

 かかる実体を備えた団体である以上、その実体を無視して、憲法で保障した地方自治の権能を法律を持って奪うことは、許されない。 】昭和38年(1963年)3月27日

 このすぐれた判決は地方自治を上部組織(ここでは東京都)が保障すべきと判断したものだが、この判決は国(政府)と地方自治体(県、市町村)の関係においても当てはまると僕は考える。

 近年、沖縄県知事の権限を国が奪う暴挙が相次いでいるが、最高裁判決を無視した事態を改めて認識し、国と地方自治体が対等であることを考えさせられた。

 次に池上氏は憲法の条文を引用し、この憲法の基本原則に基づいて地方自治体が仕事をする責務があることを教えてくれた。第11条「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる。

 第13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」

 *時間の関係で紹介されなかったが、健康的に文化的に生きる権利を定めた第25条も、地方自治体が取り組むべき責務だと思う。

*地方自治体職員は、この責務を具体的に事務上担う職員である。こう考えると自治体職員の役割(仕事)は明確だ。

*議員も特別公務員として同じ責務がある!

2024年11月13日 (水)

#トランプ次期大統領の政策に、日本はどう対応すべきか

 来年1月にアメリカ大統領になるトランプ次期政権幹部人事が動き出した。見えてきたのは予想通り、アメリカファースト、環境問題軽視、人権無視、力によるアメリカ1強政治を担う人材ばかりを、つまり自らの政治信条を実現させるイエスマンばかりの登用だ。

 中国に対しても対中強硬派のルビオ氏を国務長官を指名するとの報道が流れている。日本や韓国はそのために金と軍事貢献を迫られるだろう。アゼルバイジャンで、国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が開催されている。今はバイデン政権だが、ここで決まった合意をトランプ次期政権は守らない、離脱する恐れがある。

 この次期政権に日本はどう対応すべきか。これまでのアメリカ依存外交・軍事戦略から脱すべきだ。日本とアジア諸国、世界の国々との平和共存、共に利益を得る貿易、環境保護は全ての国・人びとの幸せな生存につながるとの信念を、つまり日本独自の対外政治戦略を、石破政権は野党とも話し合い合意形成する必要がある。

 僕たちはそのための世論形成をあらゆる手段を尽くして、図っていく必要があると感じている。

2024年11月11日 (月)

来年5月3日憲法記念日袋井市民の集いに、誰に講演を依頼するか

 講師選定から、講演依頼、承諾と、憲法記念日の講師が確定するまで、結構大変です。今日のブログは講師選定の裏話です。

市民のつどい実行委員会の案内

 

期日:11月12日(火)午後1時半~

場所:ふらっとホール

内容:来年度の講師を依頼した田中優子さん、次に依頼した杉並区区長・杉本さん、共に日程上無理との返事をいただき、新たな講師候補者リストを作る必要に迫られました。

 出来ましたら今年中に適切な講師を確定したいと思います。つきましては、12日に集まっていただき、皆さん方のご意見をお聞きする会合を開きます。何名かこの人ならどうかのリストを作成してあります。また皆さん方からこの人はどうかの提案も歓迎です。

 御出席よろしくお願いします。

 

  憲法記念日袋井市民のつどい実行委 代表 竹野昇

下記は先ほど作成した、明日の会議資料。

来年53日憲法記念日袋井市民のつどい講師候補者リスト 順不同

・レシャード カレッド アフガニスタン出身医師、カレーズの会代表

  島田市でクリニック開業

・藤原辰史 京大准教授 新聞記事参照

・カンサンジュ(姜尚中) 政治学者、東大名誉教授、鎮西学院大学学長

  新聞記事参照

・大石よしの 写真家 (比那さん推薦)

 (萩田さん提供リスト)

・青井未帆 学習院大学教授 専門は憲法の法学者

・上脇博之 神戸学院大学教授 法学者、政治資金問題を追及

・猿田佐世 弁護士 人権問題で活躍

・安田菜津記 フォトジャーナリスト

・愛敬浩二 早稲田大学教授 法学者

・小森陽一 東大名誉教授 全国9条の会事務局長

・泉 房穂 弁護士、前明石市長、元衆議院議員

・神保哲生 ビデオジャーナリスト ビデオニュース・ドットコム代表

・伊藤真 弁護士、護憲派の論客、1票の格差是正裁判

・柿澤和幸 弁護士 資料参照

・澤藤純一郎 弁護士 資料参照

 

*いつも皆さん方との協議で候補者を絞り、依頼する順番(大体3人選定)を決める。さて、明日の会議でどうなるやら。。。。。。。。

2024年11月 9日 (土)

#アメリカ大統領選ハリス氏の敗北にショック 敗因を考える

 先日、選挙結果予測について書いたが、残念ながらハリス氏はトランプに負けた。アメリカの良心に期待してのハリス氏勝利を予測したが、アメリカ国民はトランプを選んだ。

 この選挙結果について、僕の思いが及ばなかった男性の女性差別が大きな原因であるとの新聞報道にショックを受けている。白人男性だけでなく、黒人男性やヒスパニック系、アラブ系など非白人アメリカ国民が、自分たちのリーダーに女性がなることを受け入れられない感情を持っていることが、トランプを選んだ要因との見方が多い。

 特に、米軍の最高責任者に女性がなるのは認められないとの感情から、ハリス氏に投票しなかったとの報道にショックを受けている。そのような投票行動を全く予測していなかった!

 {ガラスの天井}という言葉が、この事態を指摘している。 女性が乗り越えられない壁を指すそうだ。クリントン氏が女性大統領を目指し、敗北した際、この言葉が使用された。

 アメリカは日本に比べて女性の社会進出が進んでいる。女性議員や会社社長、各組織のリーダーに女性の多くがなっている。それでも、米国の最高責任者に女性がなることを受け入れられない男性が多い事実に、考えさせられる。しかし悲観することは無い!歴史の流れを止めることはできない。

 トランプの4年後、誰が立候補するかは分からないが、適切な女性候補がガラスの壁に挑戦すれば、壁が突破されるかもしれない。

2024年11月 6日 (水)

#アメリカ大統領選挙結果はどうなる? 希望的僕の予想 ハリス氏の勝利!

 まだ結果が判明していないが、僕はハリス氏に勝ってもらいたいとの思いから、ハリス氏の勝利を予測している。トランプが大統領になれば、アメリカ国民だけでなく、世界が困った事態になると懸念している。

 アメリカファースト=自国の利益しか考えない政治が彼の信条だ。戦争を止めると言っているが、アメリカ軍とアメリカの関与(支援)をすぐ止めても、現地ウクライナとパレスチナ・ガザの苦境は続く。

 ハリス氏は人権問題では期待が持てる。日本も見習うべき政策を打ち出し、かつ実行するだろう。貧富の格差解消にも力を入れるだろう。環境問題や貿易など、世界との協調も期待できる。

 問題はイスラエルとの関係だ。残念ながらハリス氏が大統領になっても、アメリカのイスラエル支援は続く。日米韓の軍事協力=中国包囲網形成も継続するだろう。

 沖縄の米軍も居座り、事態は変わらないと見ている。政治は妥協。トランプよりは良いとの考えで、ハリス氏に是非勝ってもらいたい。

2024年11月 3日 (日)

#制服・ランドセル・体操服・楽器・学用品のリユース(再利用)を本格的に進める事業の種まき

 6月議会でこの問題を取り上げ、市当局が積極的に取り組む姿勢が無いので、袋井国際交流協会として12月15日に規模を大きくしたリユースイベントを開き、それを来年1月ららぽーと磐田でリユース展として多くの人に紹介する取り組みの準備をしている。

 これまでそのために作成した文章をコピーします。

袋井市内 小中学校教職員と児童生徒の保護者の皆様へ
袋井国際交流協会 会長 上原富夫
制服、体操着、ランドセル、その他学用品のリユース事業実施についてのお願い
日頃より、当協会の諸活動への深いご理解とご協力をいただき、感謝申し上げます。
袋井国際交流協会では2019年より、主に小中学校の制服、体操着やランドセルなどの
学用品のリユース事業を実施しています。リユースの需要は増え続け、昨年度は寄付が
750点、そして767点の学用品を希望者に無料でお渡しし、活用していただきました。
近年は外国籍市民だけでなく、日本人の児童生徒への学用品譲渡が増えています。
私たちはこの学用品リユース事業の社会的・教育的意義を以下のように考えています。
①まだ使えるものを廃棄せずに大切に使う【もったいない精神】のひろがり。
②ものを大切にし、自分が使ったものを後輩や他者にも引き継ぐことで自分も社会に
   役立つ存在である事を認識する。
➂リユース文化の定着で、新品にこだわらず、丁寧な使用に続く再利用が時代に合った
   生活であり、SDGsの実践にもつながる確かな価値観を拡げる。
④廃棄物の減量=処理費用減額と同時に二酸化炭素排出量削減効果につながる。
⑤学用品新調費用の節約効果。
今年度はこの事業の拡大に取り組み、先ず12月に袋井市民対象のリユース展示と
希望者への無償引き渡し注1、更に来年1月、袋井・磐田・掛川の国際交流協会が合同で
開催するインターナショナルフェスタ(ららぽーと磐田)でも展示と寄付受付事業注2を実施します。
  11月1日~11月29日まで、袋井国際交流協会(袋井中央郵便局東隣)まで
再利用可能な学用品を児童生徒・保護者の皆さんは是非もって来て下さい。
家庭に眠っている制服・体操着・体操帽・ランドセル・楽器類・美術や書道の用具・文房具・
算数BOX(完品)・運動靴・カバン類・部活で使用するものなど 何でもかまいません。
但し衣類は洗濯したものをお願いします。
注1) 12月15日午前9時~12時まで、 袋井国際交流協会会議室でリユース品展示と
        寄付の受付け、希望者への引き渡しも行います。
注2) 来年1月18、19日午前10時~16時まで、ららぽーと磐田で開催のインターナショナル
         フェスタ会場でもリユース学用品展示と寄付の受付を行います。
各学校教職員の皆様には、児童生徒たちにこうしたリユース事業の情報についてお伝え
いただきより、多くの方々のご協力をいただけるよう呼びかけをお願いいたします。
問合せ 袋井国際交流協会 事務局
Tel  0538-43-8070
E-mail fifa25-a@office.tnc.ne.jp
 *この文書は僕の原案を事務局が修正したものです。

学用品リユースイベント高校生ボランティア募集依頼

 

 袋井交際交流協会では、12月15日、及び来年1月18,19日に、制服・体操服・ランドセル・その他学用品のリユース事業を実施します。

 12月15日は国際交流協会事務所会議室において、市内保護者・生徒から提供いただいた物品の希望者への無償引き渡しを、1月18,19日はららぽーと磐田において、リユース事業を幅広く知っていただくための展示を行います。

 具体的に高校生ボランティアに協力してほしい内容は、12月14日午後1時半から4時ぐらいまで、集まった物品の整理作業手伝いと翌日の会場準備、15日午前8時半から12時までの無償引き渡し受付業務、1月ららぽーと磐田での展示物作成協力(冬休みにやっていただきます)です。展示物作成の具体的な内容は、14日に来ていただいた際に説明します。

 私たち国際交流協会はこの事業の社会的・教育的意義を以下のように考えています。

  • まだ使えるものを廃棄せずに大切に使う【もったいない精神】の広がり。
  • ものを大切にし、自分が使ったものを後輩や他者に引き継ぐことで、自分も社会に役立つ存在であることを認識する。
  • リユース文化の定着で、新品にこだわらず、再利用が時代に合った生活であり、SDGsの実践につながるとの価値観を拡げる。
  • 廃棄物の減量=処理費用削減と、二酸化炭素排出量削減効果につながる。
  • 学用品新調費用の節約効果。

 

 11月29日までに、ボランティアに応募してくれる生徒さんのリスト(名前、住所)をメールで送ってください。

 

   袋井国際交流協会 会長 上原富夫

  袋井市新屋1-1-15 袋井国際交流センター内

   電話 43-8070

   メール fifa25-a@office.tnc.ne.jp

 *上の文書は僕の原案。実際に上原会長と市内2つの学校に持って行った文書は、書式を事務局が修正したものです。

 下記の文章は、磐田市・袋井市・掛川市の3つの国際協力協会が合同で実施する、「1月18,19日、インターナショナルフェスタ 会場ららぽーと磐田)」に向けての3団体実行委員会の説明用に作成したもの。高校生ボランティアの協力を得て、展示物を作成する予定です。

インターナショナルフェアー学用品リユース展示ブース具体的案

  • 展示コーナー、学用品寄付受付コーナーと2つのブースを設置
  • 展示コーナーの説明文の下に実際の学用品等を並べる
  • 説明文①

 学用品リユース事業の社会的・教育的意義 (学校に協力依頼した文章①②③④⑤参照)

説明文② 

 12月15日袋井での展示及び希望者への無償引き渡し事業にボランティア参加してくれる中学生・高校生に、模造紙何枚かにイラスト入りの「見て楽しい・これなら協力したい・このような事業が各地であればよいな」と思っていただける内容の作品を制作してもらう。

 冬休みに制作。磐田市・掛川市の国際交流協会でも同様な事業を展開しており、連携していることも知らせる説明文も制作。

 

イメージ ランドセル説明文 可愛い新入生が無償でもらったランドセルを背負って登校する絵。そのランドセルを提供した子どものメッセージ文。ランドセル君の言葉(私をこんなに大切に使ってくれてありがとう)

 

 楽器類  ハーモニアやピアニカ、部活で使用したトランペットなどを演奏する絵。口に付ける部分はアルコール消毒ティッシュで拭けば問題ない。ピアニカの口に付ける部品だけは新品部品と交換することもできる説明文。

 

 文具  三角定規、定規、コンパス、算数ボックスなどのイラスト。たくさん集まれば教室に保管して授業の際共用もできる説明文。

 

 運動着・体操帽  運動会や体操授業風景の絵。色やデザインが異なる運動着を身に着け、それが自然な風景。将来、学校ごと指定の運動着着用強制を無くすことにつながることを暗示するイラスト。教員の意識変革をうながす。「運動できればなんだってよいのでは」

  先ず、どれだけ学用品の提供があるのか、見守ります。マスコミにイベント情報を流してもらい、その際、学用品提供も記事にしてもらう予定です。

 袋井市広報11月号には、このイベント情報が掲載されました。 なお、中学生ボランティア募集の文書をアップしてないが、実際には市内4つの中学校を上原会長と共に回り、正式な依頼文やイベントちらしを渡して、協力依頼をしてきました。

 事務局が3種類のチラシ(ボランティア募集、15日当日用の宣伝ちらし)を作成してくれたのですが、写真をパソコンに取り込めない不具合が続いているので、アップできません。

 

2024年11月 2日 (土)

種をまく 苗を植える 「種まきの後、実りが期待できる」

 しばらくブログの更新が出来なかった。約70坪の借りている畑での農作業や、学用品リサイクル事業イベント中・高生ボランティア募集のため国際交流協会・会長と共に学校訪問で忙しかったためです。

 春から7月にかけて植えたゴーヤ・ピーマン・おくら・カボチャ・さつまいも・とうがん・パブリカ・なす全てが収穫を終え、それらのつるなどを取り除き、雑草も除去して、肥料(乾燥牛糞、乾燥鶏糞、石灰)をまいて、ミニ耕運機で耕し、畝を作り、種をまく・苗を植える作業に、10月後半から色々な仕事をこなしながら汗をかいての農作業に精を出した。

 苦労の後のきれいになった畑を写真で紹介したいが、デジカメとパソコンの写真を取り込む機器が不具合で、写真をアップできないのが残念です。

 きれいに整地した畑にまいた種は、大根・かぶ・ホウレンソウ・小松菜。植えたのはたまねぎの苗。通常なら水やりが必要だが、雨が多いので不要となり、この労力は省略出来た。

 すでに大根の芽が出てきた。もう少し大きく成長したら、味噌汁用に間引く。 農作業は腰をかがめる作業が多く、結構大変です。しかし種まき・苗植えができる準備をして、種をまく・苗を植える作業をしなければ、実りはあり得ない。

 「種をまく」という言葉は、普遍的に使われる。あることを成就するために、下準備・人々の理解を得る作業・最初はささやかな試みだがやがて多くの人々が取り組む前段階の事業を、「種をまく」という。

 次回のブログで、制服・ランドセル・体操着・学用品などのリサイクル事業の種まきを紹介したい。

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