#来年度肥大化する防衛予算を切る 軍事ではなく平和外交で日本や世界の平和を守るべき
政府は来年度防衛予算を約8兆7,000億円にする。今年度より、7500億円増。3年前は確か6兆円台だった。凄まじい増額である。これはアメリカの要請=GDPの2%まで軍事費を増額せよとの圧力が大きな原因だが、国内要因=自民党軍事タカ派や防衛省幹部らの軍事大国になりたいとの本音、それを支える強大な軍事力を持つことが国家の安全と国の誇りとなるとの誤った認識を持つ一部の人々の存在がある。
岸田前政権は5年で防衛費を43兆円にすると決め、それを受けての防衛費増額だから、26年度はもっと増える恐れがある。最終年度は12兆円だ。
どんなに軍事費を増やしても、それは周りの国からすれば脅威になり、対抗して周りの国々も軍事費を増額するから、際限がない。互いにより破壊力の強い攻撃兵器を開発・生産・保持しようとするから、軍事エスカレーションは歯止めが利かなくなる。
冷静に考えれば、平和外交で安全な環境を作るほうがはるかに安上がりであり、貴重な国民の税金の大半を、福祉・教育・医療・防災・インフラ整備・中小企業や農家支援などに使うべきである。そのほうが国民は幸せになり、結果として安定した国になる。
石破政権は国会では単独過半数を確保できていない。公明や維新、国民民主党などを抱き込もうと必死だが、防衛費異常な増額に関し、国会で徹底的な論議を尽くすべきだ。
野党の責任は重い。平和外交で国を守るべきとの観点から、防衛装備品や個々の兵器の必要性・効果などを追及して、減額させるよう努力してほしい。僕たちもそうした世論形成をやっていきましょう!
« #袴田巌さんを犯人と捏造した経過を捜査した静岡県警の報告を批判する | トップページ | 2025年 新年のご挨拶 僕の年賀状 »

最近のコメント