ウクライナ抜きのトランプとプーチンの停戦協議に疑問

　ロシアの言い分を飲み、トランプは戦争をやめさせ、自らの手柄にしたいと、プーチンとの電話会談を1時間半やって、ウクライナへのロシアによる戦争＝攻撃を止めようとしている。

　戦争そのもが終わる、少なくとも停戦それ自体が歓迎すべきことで、反対ではない。ウクライナ・ロシア双方の犠牲者がもう出ない、少なくとも攻撃に怯える生活が終わる、ここまでトランプが停戦協議でまとめたのは、評価できるが、問題はこれで終わりではない。

　ウクライナの安全保障をどう守るのか、どのような枠組みで安全を保障するのか、ロシアの再侵略をどう防止するのか、そしてこれまで奪われたウクライナの領土をそのままロシアに支配させることを認めるのか、大きな課題が残っている。