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2025年2月18日 (火)

アフガニスタン出身の医者・レシャード・カレッドさんの現地視察報告会に参加して

 2月16日、浜松市で、島田市でクリニックを開業されているレシャード・カレッド医師の現地視察報告会が開かれ、カレーズの会の会員でもあるので、参加した。

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 カレーズの会はレシャード先生が静岡県で立ち上げたアフガニスタン支援の団体で、アフガニスタン南部のカンダハール市に、診療所を建設し、無料で医療支援を行っている。19人のスタッフが毎日200名の診療を行い、2002年の解説から24年6月までの累計受診患者数は77万6000人以上に上る。また現地の学校支援もしている。

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 アフガニスタンでは食料はあるのだが、金が無くて十分な食事が取れず、栄養不足の人々が多い。タリバン政権誕生で、海外からの支援がほとんど停止され、働き口がないのが原因だ。

 視察ではペシャワール会が支援活動をしている現場も訪れ、藤田さんや現地PMS代表ジアさんにも会っている。

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水があれば農地が広がり、これがアフガニスタン復興のカギだ。中村哲医師が始めた緑の大地計画は現地の人々の手で、着実に受け継がれている。

 タリバン現地当局政府もペシャワール会の支援を得て、植林活動を始めている。

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 レシャード先生はタリバン政権の公衆衛生大臣と面会し、率直な意見交換をしている。女子の高等教育を否定する政策に対し、タリバン政権内部でも意見が分かれており、トップ数名が古い考えで、大臣らも困っているとのこと。

 アフガニスタンにかつて日本政府の援助で建設された感染症病院があるが、日本政府からの支援がなく、医療器材が老築化し、スタッフの医療技術向上の研修も行われていない。

 報告を聞いて、日本政府がアメリカに気を使うことなく、独自の判断で、もっと支援を復活すべきだと強く感じた。

 

 

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