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2025年3月17日 (月)

#狭山事件の冤罪被害者石川一雄さんの無念の他界に想うこと

 3月11日に、石川一雄さんが呉越性肺炎で病院で死亡された。1963年、埼玉県狭山市で起きた女子高校生殺害事件で、部落差別に基づく偏見で逮捕、長期の取り調べで、やってもいないのに自分がやりましたと刑事に言われるままの筋書きで、自白させられ、地裁で自分はやっていないと訴え、一貫して無実を訴え続けたが、最高裁で無期懲役判決が確定、模範囚としてその後釈放されてからも多くの人の前で元気に無実、再審を訴え続けてきたが、病に倒れ、残念ながら完全無罪判決を手にすることなく、他界されました。

 僕がこの狭山事件と石川一雄さんのことを詳しく知ったのは、1970年代の初頭。当時、静岡県でも部落解放同盟の人々が市民運動を結びつき、中学生の高校進学率を高めるため、無料の塾を開設し、僕も講師の一人として、約5年間ぐらい、週に1回、塾で英語を教えた。

 狭山事件の真相を知る勉強会や狭山現地フィールドワークも盛んに行われ、参加して理解を深めた。現地で石川さんのお父さんやお母さんにも会っている。

 日比谷公園での10万人集会にも参加し、心から無罪判決を願っていたが、残念ながら最高裁が有罪判決を下した際に、涙した。授業でも生徒たちに話した。色々、石川一雄さんをめぐる思い出がある。

 その彼が亡くなられたことに、言いようのない寂しさと無念、権力への怒りを感じている。今後奥さん・石川早智子さんが再審請求を続けていくので、微力だが支援してい行きたい。

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