#行政と住民が対等の立場で、開発計画を協議できるのが民主主義社会 そのための基礎情報を住民に提供
今日、住んでいる地域の体育館で、袋井市当局の治水対策地域説明会がある。多くの住民に参加してほしいので、下記の文章を作成し、水害被害を受けた町で、床上・床下浸水被害を被ったお宅を中心に、計90枚、ポスティングした。
川町・清水町住民の皆様へ 3月15日、午前10時から12時まで、
看護学校体育館での治水対策地域説明会にご参加ください!
回覧で回っていますからご存じだと思いますが、出来るだけ多くの住民のご参加をいただき、特に水害被害を受けられた住民の声や質問が市当局に届き、納得いく説明を得られるような説明会になってほしいと願っています。
令和7年度予算に、柳原ポンプ調査設計委託に2億円、新幹線南側に新たに作る遊水池公園整備工事(5万トンの貯水能力あり)に2億8,000万円が計上されており、市当局から具体的な工事内容や完成までの行程の説明があります。
これらは地元にとって特に問題ありません。特に柳原のポンプ3機の完成は水害防止の切り札ですから、早期の完成が望まれます。現在の市の計画では3基が完成し、稼働するのは、令和13年の予定です。
地元にとって注意すべきは、新幹線南側エリア土地利用基本構想「袋井セントラルパーク」です。
令和7年度予算に土地利用計画検討のため500万円が計上されています。
セントラルパーク構想の内容についての説明は今回の説明会ではありません。具体的な計画ができた段階で、住民説明会があります。
議会に出されている基本構想案は、小川町郵便局から北に延びる道路東側耕作放棄地を埋めたて居住ゾーンに、小川町公会堂から新幹線側に延びる市道の西側から南町から新幹線側に延びる車道の間を緑のにぎわいゾーンにするというものです。
緑のにぎわいゾーンには、カフェ、レストランなど飲食店、ファーマーズマーケット、雑貨屋、服屋などの専門店、学生たちが勉強・学習できるスペース、様ざまな職種の人が空間を共有して仕事ができるコワーキングスペースなどを設置と書かれています。
また緑の公園を作り、スポースを楽しんだり野外コンサートやイベントなどもできる賑わいの場の創出を目指すとあります。
一見バラ色の構想ですが、現在の水田や耕作放棄地を埋めたてる開発計画です。柳原のポンプ場が完成し、小川町・清水町の住宅浸水被害や道路冠水が解消されてから、埋め立て開発すべきだと思います。
水害の心配がある地域の開発は、周辺自治会の承諾が必要です(市の規定にそうなっています!)。
一般論ですが、行政が議会で承認を得た事業計画を修正やストップさせるのは極めて困難です。しかし、まだ構想段階であり、これまでも地元との話し合いを重視すると答弁しているので、ここ1~2年内は、計画検討段階であり、住民を無視することはできません。
私は4月27日の高南自治会連合会総会で令和7年度連合会会長に選ばれることになっています。任期は2年です。8町の自治会長の皆さまや住民の皆さまと十分な協議をしたうえで、当局と開発の進め方や内容について対等の立場で話し合い、水害がない、安心して住める地域にしたいと思っています。
住民説明会では、議員は意見や質問を遠慮することになっているので、当日は黙って説明会を見守る予定です。 袋井市議 竹野昇
*新幹線南側から住宅地の間の地域は、市が作成したハザードマップによると、大雨時の最大水深高が、3メートル以上になっている。常識では、そのようなところにお店や家を建てることは考えられない。しかし、行政は耕作放棄地対策として、遊休地を埋めたて開発することがにぎわい作りや市の発展につながり、固定資産税も入るので、地権者・市民・行政の三方良しと思っている。
住民の皆さんが僕の情報を利用して、活発な意見や質問を出してくれることを願っている。

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