#沖縄辺野古現地レポート 4
今日25日は午前から1時までは、工事車両入り口での座り込み。午後1時過ぎからは、辺野古浜の海上チームのテントに行き、仲間と再会。お土産を差しいれ、平和丸に乗せてもらって、洋上から工事作業の監視と抗議を行った。同時に、カヌーチームのサポートも。
今日の座り込み人数は10数名。ジュゴンの帽子をかぶった女性が楽しい替え歌を歌って皆を元気付けてくれた。9時、12時と2回で、恐らく200数十台のダンプや生コンミキサー車、その他大型トラックが中に入った。
午後は、海へ。
辺野古浜の海からキャンプシュワーブ海兵隊基地を撮影。
辺野古の浅瀬側はすっかり埋め立てられ、海面から約5メートルの高さの陸地になってしまった。
カヌーチームの仲間がフロートを超え、工事阻止と抗議活動を開始した。
海上保安官が乗ったゴムボートがカヌーメンバーを拘束しようと接近。その向こうの茶色の丸い筒状に見えるのは、護岸になる鉄板(矢板)を打ち込んでいる様子と横に長い茶色の物体は、すでに打ち込まれた鉄板。このあたりの水深はそれほど深くなく、30メートルの矢板が打ち込まれつつある。カヌーチームはこの工事を止めるため、作業現場までカヌーで近づこうと努力している。
工事の一番難しい箇所は、大浦湾の深いところ。水深70メートルから90メートルの箇所もある。しかも海底は軟弱地盤でマヨネーズ状。防衛局は、サンドコンパクションパイル工法で埋め立てる予定。サンド(砂)。コンパクション(ぎゅっと詰め込んだという意味)。パイル(杭)。つまり砂の杭を海底に打ち込み、地盤を固める計画だが、世界でも70メートルから90メートルもの深さまで砂の杭を打ち込んだ工事はない。しかもマヨネーズ状の軟弱な海底にいくらたくさん打ち込んでも、沈下する恐れ大と専門家は指摘している。確か5万本以上打ち込む予定。
2台のサンドコンパクション船が動いていた。この特殊な船は作業をしていなくても海面においているだけで、使用料が238万円。作業をすれば、1日361万円! いつ完成するか分からない。この先膨大な税金が投入される。
私たちの貴重な税金が、まさに捨てられている。
昨日、公共事業について書いたが、この事業に対して、民意はNO.
沖縄の選挙では、知事選において辺野古新基地反対の翁長さんと玉城デニー氏が知事選で連続して勝利している。県民投票でも70%以上の人々が、反対している。住民が望まない、しかも自然破壊、アメリカ海兵隊のための軍事基地建設は、公共事業では断じてない!
しかも完成するメドも立っていない。むなしい工事だ。工事現場に身を置くと、なんともやりきれない、虚しさに包まれる。
しかし、あきらめない。勝つまであきらめずに頑張る。これが沖縄辺野古の合言葉。現場で座り込んだり、海上で抗議活動をしている人たちはその気持ちを共有して頑張っている。












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