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2025年6月24日 (火)

#沖縄慰霊の日 沖縄戦と日本軍。  アメリカトランプ政権のイラン空爆に抗議し、大国による戦争について考える

 昨日6月23日は、沖縄戦が事実上終わったとされる日とされ、沖縄慰霊の日だった。玉城デニー知事の平和宣言をテレビで聞いた。沖縄の想いが凝縮された良い内容の平和宣言だと思う。一方、石破首相の挨拶は、官僚が作成した例年通りの心のこもらない味気ない内容だった。

 新聞やテレビは数日前から沖縄戦特集を組み、80年前の悲劇を伝える努力をしたことは評価できる。僕は辺野古滞在中、沖縄の2紙を丹念に読み、本州のマスコミと比べものにならない位熱心に、戦争を経験していない読者に沖縄戦の実相を伝える努力をしていることに感銘を受けた。

 軍隊は住民を守らない。日本軍の住民虐殺や豪からの追い出し、スパイ視、集団自決に追い込む心理的圧力や教育、何故悲劇が起きたのかを、きちんと分かりやすく、事実に基づいて報道している。

 そして二度と同じ悲劇を繰り返さないためには、「戦争をしない」ことに尽きると繰り返し伝えている。

 ところが戦争を意図的に簡単に仕掛ける国がある。イスラエルとアメリカ、ロシアだ。ついにトランプ政権はイランを空爆した。イラン政府は体面もあり、抑制的にアメリカ軍基地をミサイル攻撃したが、事前に連絡し、全面戦争にならないよう配慮している。

 勝ち誇ったトランプは、イランの事前通告に感謝し、被害ゼロを喜んでいるコメントを出した。さらにイランとイスラエルの停戦合意も発表した。イスラエルは、空爆で初期の目的を達成したので合意、対するイランはこれ以上の攻撃を避ける(イスラエルとの全面戦争になれば、国・体制が崩壊する恐れがあるとの判断)目的で、合意したと伝えられえている。

 これで中東が平和になるとは到底思えない。やられた側はこれ以上の被害を避けるために停戦に応じただけで、恨みや復讐感情は消えることはない。軍事的に圧倒的な力を持った国の勝利のように見えても、歴史は事実としてその勝利が永久に続かないことを証明している。

 ロシアやイスラエル、アメリカの指導者のおごりは報いが来る時が必ずあるだろう。

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