2018年8月
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経済・政治・国際

2018年8月 7日 (火)

死刑制度を考え直そう オウム13人死刑にショック

 7月に、オウム真理教が引き起こした犯罪で死刑が確定していた13人が、2回に分けて刑が執行された。
 最初の刑執行のニュースは、沖縄辺野古で聞いた。僕は直感的に「おぞましい」イヤな感想を持った。
 しばらくして、刑執行を命令した法務大臣が安倍首相らと、にこにこして記念写真に納まっている写真が新聞・インターネットで日本中、世界中に拡散。
 そして二度目の執行で、13人という大量執行。死刑制度を廃止している海外の国のマスコミから、日本は野蛮との批判が相次いだ。
 僕はかなり以前から、死刑制度に疑問を持っていたが、今回の13人執行で、ますますこの制度は考え直すべきだとの思いを強くしている。
 オウムの犯罪を弁護するつもりはない。被害にあわれた方・その遺族のお気持ちも理解できるが、死刑になったところで、殺された肉親が戻るわけではない。それでスッキリされる方もおられるかもしれないが、殺されたから殺し返すという発想は、近代社会において歴史を野蛮時代に巻き戻すことになる。
 罪の償い方法は、色々あると思う。一生刑務所で暮らしながら、作業に従事する(木工作が多いが、社会に貢献できる作業もあるだろう。)やり方もある。
 自分の過ちを、絵や小説・詩・俳句などを通して、同じ過ちを犯さないよう人々に訴える(良い意味の影響を与える)方法もある。
 死刑囚の講演会(日本ではまだないが)を開催して(国が主催)、何故間違いを犯したのか、現在自分はその罪をどう思っているのか、自らの言葉で語ることで、遺族に謝罪し、社会にお詫びする方法もある。
 テレビや新聞・雑誌・インターネットなど、あらゆる媒体でその講演会の内容を伝えることで、青少年や多くの人々に、他者を殺害することが人間と社会にどれほど深刻な悪影響を与えるか、心に響く肉声を届けることができる。
 人間は間違いを犯す生き物である。誰しも間違いの大小はあるが愚かな行動・失敗を犯すことはありうる。
 間違っても許す寛容が、人権を大切にする近代社会に求められる。殺人及び死刑は、最も大きな人権侵害であると思う。
 

2018年7月29日 (日)

翁長知事の決断 埋立承認撤回へ

 7月27日、辺野古に思いを寄せる全ての人々が待ち望んだ、翁長沖縄県知事の埋め立て承認撤回に向けての記者会見が開かれた。
 防衛局への聞き取りなど手続きの関係で、正式な承認撤回は8月17日の前になる。
 これで国が予定した本格的な埋め立ては不可能になった。海を殺すなと、叫んできた海上チーム及びゲート前行動参加者、さらには石材搬出の現場で阻止行動をしてきた人々、また現場には様々な事情で駆けつけられないが、想いを共有する全ての仲間にとり、本当にうれしい限りである。
 しかし国は法廷闘争に持ち込むので、工事完全ストップはいつまで続くかは分からない。
 3日前のフェイスブックで、ゲート前で座り込み参加者を排除するある若い機動隊員が、「いつ翁長知事が承認撤回に踏み切るのですか」と座り込み参加者に尋ねたとの投稿があった。
 沖縄県警の機動隊員も、本音では沖縄の宝の海を破壊する工事を止めてほしいと願っているのだ。こんな仕事?をやりたくないのだ。
 本土から来ている海上保安官の気持ちは分からないが、彼らも内心喜んでいるかもしれない。当分、無意味な仕事?から解放されるのだから。
 

2018年7月24日 (火)

辺野古埋め立て承認の撤回が動き出した

 辺野古の海を守る=新基地建設を阻止する大きな切り札を、翁長知事がいよいよ切る。キャンプシュワーブ座り込みの現場で、海上でカヌーに乗りまたそれを支える船に乗っている全ての人たちが、「早く決断してほしい。知事の埋め立て阻止の公約を実現してほしい。」と、本当に祈るように待ち望んでいたビッグニュースだ。
 辺野古崎・辺野古の浜側の護岸は、残念ながら閉じられた。この海域は浅瀬で工事がやりやすい。しかし、大浦湾側で、工事を阻む重大な事実が明らかになった。
 大浦湾側の予定護岸に沿う海域の海底に、活断層と軟弱地盤が見つかった!  活断層が動けば、護岸や滑走路にひずみや割れが起きる。
 軟弱地盤の上に砕石を投下し埋立てても、滑走路は沈下したり、へこみが生じ、使い物にならない。
 それを避けるためには、防衛局は地盤改良工事をやる必要がある。しかしこの海域は深さが50メートル前後もある。マヨネーズ状の軟弱地盤をボーリング調査した結果、岩盤は一番深いところで80メートルもある。
 岩盤といっても、強固な岩盤でなく、琉球石灰岩でできた海底にすぎない。大浦湾側の海底には砂や粘土が堆積し、地盤改良をするには、深い海底の砂や粘土状の土砂をいったん取り除く工事をやる必要がある。
 これは極めて困難な工事である。陸地と違い、深い海で広大な面積にわたっての工事となる。当然、設計変更となる。仲井間知事に提出した埋め立て承認に必要な書類の変更は、現知事翁長さんの許可が必要。
 その許可なしに工事を続ける国=防衛局の埋め立て工事は、前知事の承認取り欠しに値する。
 本土のマスコミは、軟弱地盤や活断層について詳しく報道していないが、沖縄ではこの事実は大きく報道されている。
 僕は7月8日、宿泊している「クッション」で、土木の専門家・奥間さんから詳しいお話を聞いた。
 防衛局が当初計画した大浦湾側護岸造成工事は、ケーソンという長さ50メートルもある巨大なコンクリートの塊を深い海に投下して、護岸を作るというものだった。そのケーソンを置く海底が軟弱地盤であり、しかも海底は平ではない。
 下がマヨネーズ状の地盤にいくら頑丈なものを置いても、砂の上の楼閣に過ぎない。土木の専門家では常識とのこと。
 実は大浦湾側のボーリング調査は、長きにわたって続けられた。ボーリングのドリルは、ズブズブと海底の柔らかい泥にささり、岩盤に到達するには50~80メートルになったことが、北上田さんの情報公開請求で明らかになった。
 それを受けて、土木の専門家である奥間さんが、工事設計変更なしには大浦湾側護岸工事はできないことを、明らかにした結果、やっと県当局=翁長知事が埋め立て承認撤回の本格的作業に入った。
 現段階は、県が防衛局に説明を求めている状況。撤回のための手続きである。
 政府は8月17日埋め立てを開始すると宣言したが、いよいよそれを阻止する埋め立て承認撤回の日が近づいてきた。
 沖縄に、辺野古に思いを寄せる全ての人が、知事の決断をかたずをのんで見守っている。
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 奥間さん。この写真はカヌー隊が集まるテントで撮影。
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 左上が大浦湾側。

2018年6月 3日 (日)

6月議会一般質問内容

明日4日、袋井市議会6月議会、本会議。1時までに一般質問通告書を提出しなければならない。以下は今作成したもの。
 明日質問希望者がくじを引いて、順番が決まる。2月議会は1番だった。

代表質問・一般質問 通告書

                                 
 

議席番号

 
 

5

 
 

質問者

 
 

竹野昇

 
 

平成  年  月  日 

 

午前・午後  時  分 受理

 
 

質問事項・要旨(具体的な質問事項) ≪    方式≫

 
 

答弁を

 

求める者

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

他人が戸籍・住民票を取得した際、本人にその事実を通知する制度を求める

 

 

 

 司法書士・弁護士・土地家屋調査士・行政書士などが、相続・登記・訴訟・債権回収などを理由に、市民の戸籍や住民票を取得した際、取得された本人にその事実を通知する制度は、個人情報を守るうえで重要である。結婚・就職などでの身元調査を上記の資格ある専門家に依頼し、不正に取得する例が全国で多々起きている。それを防止するために、日本全体では676自治体が本人通知制度を設けている。

 

 袋井市でもその制度を導入すべきだと思うが。

 

 

 

高齢者が運転免許証を自主返納して、足の確保のためシニアカーや三輪タイプの電動アシスト自転車を購入する際、助成金を支給できるよう求める

 

 

 

 高齢者ドライバーによる事故が多発している。家族が免許自主返納を勧めても、本人は車を手放すことが即不自由な生活になると、返納に踏み切れない。そこで車に代わる移動手段の確保に、本人・家族・社会の安全のため、公的な助成金支給が必要と思われる。来年度予算化できないか。

 

 

 

自転車・シニアカーなどエコな移動手段による街つくり

 

 

 

(1) 高齢化社会に対応した街つくり、コンパクトシティつくり、袋井駅北口商店街活性化のため、一定の年齢以上の市民が電動アシスト自転車(三輪タイプ含む)を取得する際、従来の1万円を上回る助成金支給ができないか。またシニアカー取得にも支給できないか。

 

(2) 安全な移動のため段差解消が不可欠である。現状を調査し、来年度段差解消のため予算化を検討できないか。これは足の不自由な方や車いす使用の方、ベビーカーにとっても必要不可欠と思うが、市の認識を問う。

 
 

市長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市長

 

 

上記のとおり通告します。

平成 30 年 6 月 4 日

代表質問・一般質問 通告書

                                 
 

議席番号

 
 

 
 

質問者

 
 

竹野昇

 
 

平成  年  月  日 

 

午前・午後  時  分 受理

 
 

質問事項・要旨(具体的な質問事項) ≪    方式≫

 
 

答弁を

 

求める者

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

市職員座席表に、嘱託や臨時職員の表記が必要か

 

 

 

 市役所1階のフロアを除き、各課の職員座席表に嘱託や臨時職員の表記があるが、市民にとりその表記は不要である。身分差別にもつながり、改めるべきだと考える。

 

 

 

(1)何故わざわざ嘱託や臨時職員と表記しているのか、その理由を問う。

 

(2)1階のフロアとの違いを説明してほしい。

 

(3)直ぐ改めるべきだと考えるが、市当局の考えを問う。

 

 

 

農地の適正な管理問題

 

 

 

 耕作放棄した農地が増え、雑草や灌木が繁り、景観上また近隣の農地への悪影響、人家に近い所では治安上も放置できない状況が起きている。また事業者が土地所有者に借りて作物を植えてはいるが、国の補助金を得るのが目的で適正な管理をしていない農地がある。

 

 

 

(1)一定規模以上の農地を借りて事業者が耕作する場合届が必要だが、市内でそのような事業者がどれぐらいあるか。

 

(2)農政課では、事業者が借りて耕作している農地の管理状況調査を、年に何回やっているか。また過去に不適切だと判断して事業者に指導した例があるか。

 

(3)耕作放棄した農家に対し、雑草の刈り取りや灌木の除去など指導・お願いを実施しているか。また優良事業者や農家を紹介し、土地を貸して耕作してもらえるよう、助言をしているか。

 
 

 

 

 

 

市長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

農政課

 

 

上記のとおり通告します。

平成 30 年 6 月 4 日

袋井市議会議長 髙木 清隆 様

2018年5月25日 (金)

市政便り6号の原稿 続き

【 4.中学生未来会議見直しの提言 】


 質問の背景と意図(目的)  中学生未来会議は、30年度で4回目を迎える。本会議場を使っての中学生議会は、市幹部職員が2日間これに拘束されることや、中学校側にとっても準備に時間を取られ、重荷になっているとの話を聞く。そろそろ見直す必要があるのでは。


問(1) 2日間開催を1日に短縮できないか。


答  学校の意向も踏まえ検討したい。


{ 検討結果 } 今年は1日のみ。午前2校。午後2校。8月9日に開催。


問(2) 高校生が袋井市をどのような街にしたいと考えているのか、若い世代の声を聞き、若者の意見を市政に反映させることは大切。高校生も参加する未来会議とし、そこで出された意見や事業提案のいくつかを、当局・議員が議会で取り入れ、実現できれば、若者の市政への関心が高まる。この提言を当局はどう考えるか。


答  高校は県立であり、市域を超えて通学しているから課題が多い。


〔 その後の市の対応 〕 高校生の参加はないが、今年の中学生未来会議では、政策提案を重視。各校3つの政策提案をプレゼンテーションしてもらうとのこと。


<感想>  傍聴して、優れた政策提案を今後の議会で取り上げ、実現できるようにしたい。


【 沖縄辺野古新基地建設に反対する 】


 私は沖縄大好き人間です。修学旅行での引率を含め、これまで50回ぐらい沖縄に行ってます。その大半は観光でなく、米軍北部訓練場がある「やんばるの森」(基地を除いた森が世界自然遺産登録候補地)に、よく墜落するオスプレイ離発着基地を建設することへの反対運動を含んで、新たな基地を作らせないと頑張っている沖縄の人々と共に現場に座り込む活動です。


『 沖縄の民意を無視するのは、民主主義・地方自治破壊、沖縄差別。 』


 衆参議院選、県知事選で、新基地建設反対の沖縄の民意は明確です。にもかかわらず政府は工事を強行しています。本土ではありえません。佐賀空港に自衛隊のオスプレイ基地を作る計画が政府にありますが、地元の反対で宙に浮いています。

 静岡県にキャンプ富士という米軍基地があります。もし日米政府がそこを拡張して米海兵隊オスプレイ基地を作ろうと計画しても、静岡県知事・県議会・近隣自治体が反対すれば、政府は民意を無視して工事を強行するすることはあり得ません。日本は民主主義の国だからです。

 しかし沖縄では、日米の民主主義は機能していません。これは何故でしょうか? 沖縄の人々は、これは沖縄差別、植民地状態だと怒っています。私も同感です。沖縄の海・空・陸は、沖縄のものです。沖縄のことは沖縄が決める、これが地方自治です。


『 美しい辺野古の海を埋め立て、米軍基地を私たちの税金で作る愚かさ 』


 沖縄の海は、沖縄・日本の宝、いや世界の宝です。沖縄への観光客は、1000万人近くとなり、ついにハワイを抜きました。世界のリゾート地です。埋立られようとしている辺野古・大浦湾の海は、自然の宝庫。貴重なサンゴ礁や絶滅危惧種のジュゴンやウミガメなどの生息場所です。

 豊かな海を、観光資源でもある宝の海を、私たちの税金で破壊し、米軍に差し出す愚かさを考えてください。

 基地ができれば、沖縄県北部の人々が騒音に日々悩まされ、墜落の危険性、米兵犯罪の恐れにさらされ、決して沖縄の負担軽減になりません。軍港もできる機能強化された海兵隊基地の役割は、沖縄・日本を守るためでなく、世界の戦場に出撃するためです。私は、沖縄・日本の平和と民主主義を守るため、座り込み活動に参加しています。

 6月議会が終わり7月に入ったら、今年2回目の辺野古座り込みに参加します。現地案内もできますので(朝食付き2千円で泊まれる安い宿も知っています。)、いっしょに参加したいなと思われる方は連絡ください。


『 憲法改正(改悪)問題 』


 安倍政権は憲法改正に熱心ですが、今の日本は憲法を改正しなければ国として困ること、私たちの生活に不都合が生じることがあるでしょうか?

 私は憲法に書かれていることを実現することが大切だと考えています。教員時代を含め、議員としても、憲法を自分の柱にしています。


『 福島原発事故と浜岡原発再稼働問題 』


 脱原発活動は、私の日常生活の一部です。議員に立候補したのも、議会でも再稼働を止めるためです。浜岡原発を考える袋井の会、UPZ市民団体交流会、浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネトワーク、原発裁判の原告と、色々なところに籍を置き活動しています。

 3月下旬、政務活動の一環として福島県大熊町会津若松出張所を訪問。原発災害の犠牲となっている立地自治体の苦悩を勉強してきました。詳しい視察報告書ともらった資料は、議会事務局にありますので、関心のある方は見てください。

 8月28,29,30日、福島の被災地の現状を理解するために、飯館村・浪江町・大熊町・いわき市を旅します。市民団体としての活動ですが、一度現地を見たいと同行を希望する方は、連絡ください。これまで福島県の被災地を6回訪問しているので、案内が可能です。


【 政務活動費支出報告 】


 平成29年度は市より275,000円支給されました。支出内容―1月発行市政便りの広報費169,549円。大熊町会津若松出張所訪問と、1月に千葉県柏市高柳コミュニティカフェ「茶論」訪問の旅費合わせて79,940円。柏市へは町作り研修が目的です。図書「日本ナショナリズムの原点」4巻購入費10,000円。全議員にタブレット型パソコンが支給され、その端末利用料4000円、合計263,489円使わせてもらいました。残額11,511円は返却済み。

 

 

2018年5月 1日 (火)

福島の現実 郡山市にある県営復興住宅自治会を訪問レポート

 大熊町役場を訪問した翌日の30日、郡山市にある福島県営復興住宅自治会を訪問した。自治会との橋渡しは、被災者支援センターの大橋さん。大橋さんにはこれで3回目の橋渡しの労をかけた。感謝・感謝。
 下記は、議会事務局に提出したレポート。

3月30日 福島県営復興公営住宅 守山駅西団地 自治会訪問報告

                     無会派   竹野昇

 

浪江町や双葉町から避難され、現在この復興公営住宅に住んでおられる住民4名から、午前10時半より下記のお話を伺い、その後団地を見学した。所用1時間半。

 

 自治会長・柴清明さんは、旧清水市出身で電気工事技術者として福島原発で働き、浪江町の住民となった。現在も浪江町に住民登録したままであるが、自宅(アパート)は請戸地区にあったが、津波で流された。

 

 一緒に住んでいた父親と自分は、避難所と転々としたが、ようやくここに落ち着いた。しかし、出来れば浪江町に家を建てて住みたいと思っている。

 

 自治会長として、公営住宅周辺の住民の会合にも出席するようにしている。地域との関係は特に問題はない。

 

 双葉町から避難されている女性(30歳台)は、主人が仕事の関係で千葉に住んでおり、公営住宅の家賃は二人の収入の合計で算出されるため、現在最高額の9万円払っている。他に駐車代2000円も取られ、主人の千葉でのアパート代も含めると、合計15万以上も家賃代がかかるので家計が大変と嘆いておられた。

 

 県営住宅であるが、造りがおそまつで、隙間風が入ってきたり、集合住宅の壁が薄く、隣の声がよく聞こえ、プライバシー保護の点で問題がある。

 

 お年寄りのためのスロープが玄関まであるが、車椅子で降りる時、下の地面に落ちる危険性があり、安全面で作りがいい加減。住む人の身になった設計とはなっていない。

 

 私のほうから色々聞きたいことがあったが、先方の不満を主として聞くことになった。

 

 出席者4人とも、ここは仮の住まいであり、他に良いところがあれば引っ越しを希望されていた。

* ここからは、このブログに記す感想。

 福島県は復興・復興を叫び、まだ線量が高いにも関わらず国と一体となって帰還政策を進めている。復興を急ぐあまり、あまりにもお粗末な住宅を建設した実態を知り、怒りすら覚えた。

 住む人たちのことを考えていない。これは、自主避難者への住宅補償を昨年3月に打ち切ったのにもつながる県政の問題である。

 大熊町で甲状腺検査とその結果に関する資料をもらったが、各市町ごとの報告がないので、具体的に例えば大熊町・浪江町・飯館村で何人検査の結果甲状腺ガンが見つかったのか、何人手術を受けたのかは分からないようになっている。

 意図的にそうしている。健診も縮小したい方針だったが、県民の反発で従来とおりやることになったが、大切なデータは県立医大が独占し、開業医や県立医大以外の専門家には公表していない。

2018年4月28日 (土)

福島の現実 大熊町会津若松出張所訪問レポート

 3月29日、会津若松にある大熊町役場を政府活動の一環として訪問。以下は議会事務局に出したレポートです。

大熊町役場訪問報告             無会派  竹野昇

 下記はあらかじめ質問項目を役場に出しておいた内容です。それに、回答・説明があった内容を書き加えました。【    】内は回答・説明・私の感想・説明など。

 

A)  役場職員の方に

20113月、町民が避難を開始した時の全体状況

・要支援者(老人ホーム入居者・障害者・寝たきりの方・車を持たない人など)の輸送

【 パワーポイントで説明。その内容を印刷したものを参照してください。 】

・安定ヨウ素剤の配布をめぐって 【 していない。 】

・国・県・東電からの情報は、迅速的確であったかどうか

【 3月11日夜の時点で、原子炉が危機的状況にあり、緊急避難の準備が必要であるにもかかわらず、国・東電は、情報を提供してくれなかった。翌日朝、町役場に、茨木交通のバスが配車され、国から念のための避難といわれ、町役場として全住民に避難命令を出した。その結果、何も持たず皆バスに乗り込んだ。そのバスも遅く配車されたものがあり、長く待たされた。家に衣類や食料品その他避難生活に必要な物を取りに帰るような指示は国・県から出されなかった。皆直ぐ帰れると思っていた。 国の対応に怒りを感じる。 】

・緊急避難をした避難先とその後の避難先

【 田村町。会津若松市。 】

・避難先での食糧確保や防寒対策、避難所運営などでの問題点(困ったこと)

【 何も持たずに避難したため、大いに困った。怒りで避難所は暴動が起きるかの状況であった。会津若松では、市民たちが色々なものを提供してくれ、やっと一息付けた。 】

・会津若松市に仮役場を置いてからの問題点(町民との情報共有・連絡、仮役場ゆえの不便さなど)

【 今では福島県内だけでなく、全国色々なところに住民が散っているので、問題点が多々ある。】

・町役場の財政(収入)

【 国・県からの助成金が収入の大半。 】

・復興計画

【 別紙資料参照   】

・町民の健康問題 原発関連死 甲状腺がん患者 ストレスによる不眠やうつ症状

【 健康問題を抱えている人は多い。関連死もある。甲状腺ガンについては、県から町の住民が何人ガンが見つかったのか、またその後手術をしたのか情報がないので、全く分からない。】

・東電に対する補償問題

【 個人で補償を求めて裁判やADRに訴えている人もいるが、町としては請求していない。 】

・浜岡原発から31キロ圏内の袋井市が、浜岡原発事故により全市避難もあり得るが、その時の対策のためアドバイスできること

【 時間の関係で、ここまで言及はなかった。 】

 

B 学校職員に (仮設小学校訪問を希望)

 ・仮設の教室(学校)を開設した1年目の全体状況

 ・2年目~6年目の児童生徒の状況(学習・運動・健康・精神面など)

 ・現在の児童数と今年4月からの児童数、及び教職員数

 ・保護者との対応 事故以前と事故後でどのような違いがあるか

 ・会津若松市の子どもたちと、大熊の子どもたちとの人間関係はうまく行っているか

 ・今後学校はどうなるのか

【 教育委員会が上記質問に答える資料を作成してくれたので、資料を参照してください。 】

 

C 仮設住宅に住む町民に (出来れば2か所、仮設住宅を訪問し、自治会長からお話を伺うことを希望しています。)

 ・緊急避難時の状況

 ・最初の避難先とその後転々とした避難先

 ・仮設住宅に落ちつくまでで、苦労したこと(困難だったこと)

 ・仮設住宅の自治会活動と活動を続けるうえでの困難点(問題点)

 ・皆が元気を出す・絆を深めるため、どのようなイベントをやっているか

 ・当初、どのようなボランティを受け入れたか。現在もボランティアが来るのか

 ・住民の年齢構成

 ・住民の健康問題

 ・地域の人たちとうまく行っているか

 ・大熊の自宅に戻ったことはあるか 自宅の状況

 ・家族はまとまって会津若松市に来ているか

 ・今後どうされるのか

【 午後、仮設住宅のいくつかや復興公営住宅を、町役場職員と町の議員さんが公用車で案内・見学させてくださった。自治会訪問は不可。そもそも仮設は大半の住民が退去し、自治会はない。

今、仮設に残っている人の大半は高齢者。デイサービスが必要な方もいた。家族はバラバラ。公営住宅に住む老人は、家族が来てくれないと嘆いていた。住民に集まってもらい、話を聞く機会が無かったので、上記の質問項目の大半の答えは分からない。 】

 

感想 会津若松市当局と市民の受け入れはよいように感じた。戊辰戦争で官軍に敗北し、現在の青森県のへき地(耕作が極めて困難な地域)に藩ごと追いやられた経験があるので、避難されている大熊町の人々への同情心が強いのが理解できた。

  しかし、元の大熊町から遠距離にあるため、現在では多くの人がいわき市や郡山市・福島市に住んでいる。原発災害で、町・地域・家族がバラバラ・崩壊。町の復興は極めて困難だと思われる。

 

 

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2018年4月19日 (木)

辺野古の今 その2  2018年4月

 僕はカヌー隊のはしくれだが、技術は未熟。しかしウエットスーツは、結構いいものを持っている。
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 カヌーでフロート近くまで行き、フロートにまたがった(中に入る意図・勇気はない)ところ、滑って海に落ちた。
 運悪くカヌー側でなく、海保のゴムボート側。彼らに引っ張り上げてもらって、ゴムボートに乗船。カヌーに戻してくれと頼んでも、戻してくれない。
 結局1時間ほど乗船させられて、浜近くで解放された。
10日、11日は天候の関係で、カヌーは海に出づ、ソポート船「不屈」に乗船して、抗議活動に参加。
 マイクで、護岸工事作業員や海保の若者、警戒船の漁民、マリンセキュリティーの警備員らに、次のようなアピールを行った。
 『 海を破壊する作業を止めてください。海が泣いています。沖縄の宝の海を破壊しないでください。
 この作業は違法工事です。県当局が認めていません。沖縄県民の7割以上が埋め立てに反対しています。先の参議院選、衆議院選、県知事選でも、沖縄の民意(新基地建設反対)ははっきりしています。
 あなたたちの作業は、沖縄の民意を踏みにじり、美ら海を破壊し、税金をアメリカ軍の基地建設に浪費しています。
 そのような作業・仕事を、誇りに思えますか?  家に帰って、奥さんやお子さんたち・祖父母に、「今日はこのような仕事をした」と胸を張って言えますか? 
 だれでも仕事に誇りがあります。しかしあなたたちの仕事は、誇れる仕事でしょうか?
社会のため、人々のために役立つ仕事でしょうか?
 砕石を海に投下するたびに、ブロックを海に投下するたびに、海が殺されていきます。そのような悲しい作業を止めてください。
 護岸が伸び、埋立が進んで喜ぶのは安倍首相とアメリカ海兵隊だけです。 万が一基地が完成したら、辺野古周辺の人々、名護市民、沖縄県北部の人々は、騒音と墜落の危険性にさらされます。
 沖縄県の負担軽減はウソです。普天間から北部に危険が移るだけです。しかも新基地は軍港が作られ、機能強化されます。
 決して沖縄を守るため、日本を守るためではありません。ここからアジア、中東、アフリカに出撃する基地となります。
 だから私たちカヌー隊とサポート船は、工事を止めてくださいと抗議しているのです。どうか、私たちの立場も理解してください。」

2018年4月15日 (日)

辺野古の今 その1   2018年4月

 4月7日、夜行バスで東京へ。8日8時台の飛行機で那覇へ。予定では辺野古に2時までに着き、高江に行くつもりだったが、飛行機の遅れと名護まで向かうレンタカーの車内で安全のため睡眠を十分とったので、辺野古に着いたのは午後4時。
 高江に行くのをあきらめ、辺野古浜の状況を見に行った。
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 白いのが護岸。残念ながら1月に来た時よりも相当伸びている。
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 上はテント内の新基地埋立予定護岸の地図。右下が辺野古側。 上が大浦湾側。
9日、10日、11日と海に出た。下の写真は、10日に船から撮影。
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 緑の部分は辺野古崎。10日からここでも護岸作りのための砕石投下が始まった。赤い鉄塔のようなものはクレーン。砕石の投下は砂浜部分。
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 護岸が波に洗われない様、被覆ブロック(白いコンクリートブロック)を設置している。
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 政府は6月中に護岸工事を完了させ、7月から埋立を本格化させると発表した。

2018年3月28日 (水)

原発災害広域避難計画の策定は無理 絵に描いた餅

 昨日27日、静岡県危機管理部原子力安全対策課との意見交換会を開いた。それに先立ち、upz市民団体交流会が1月末に出したタイトルの問題に関する要望・質問書に対する文書回答があった。
 スクリーニング(避難する際にどれだけ放射能を浴びているか測定、除染する)に要する器材は、人体測定では体表面汚染モニターは2台しかないことが判明。
 この機材は1台が数百万円もする。一人の測定に約15秒から30秒で計ることができる。県の計画では、スクリーニング実施個所は16か所。これでは少ないので4か所も検討中。
 しかし、たったの2台! これを補う測定器は100台。 僕は2月16日、磐田市の竜洋海洋公園で行われた避難訓練でこの測定器を使ったスクリーニングを見学したが、人体(衣服の上から)の15センチ四方しか測定できない。体のあちこち、後ろ、脚の部分に測定器を近づけ図る。
 一人当たり約5分かかる。 一つのスクリーニング実施場所に数万人が集まる。どれだけの時間がかかるか? 
 車の汚染を図る車両ゲートモニターは、11台しかない。 竜洋の訓練では、人間が測定する小さな器材でやっていた。バスの車体に器材を近づける手法だ。訓練では放射能汚染をウエスでふき取る作業も合わせてやっていたので、正確な時間は分からなかったが、測定だけで5分(数人でやっていた)ぐらい要していた。
 避難は車となっている。1か所に数万台。 県の当局者に僕が指摘したのは、車の運転手はスクリーニングが完全に終わるまで車を離れることができない。終了後、どこかに車を移動させ、自らも人体の汚染を調べるところに行く。一方車に同乗していた家族は先にスクリーニングを受け、車をとめてあるところに行く。大混雑の中で、自分たちの車を探す。
 運転手がスクリーニングを終え、車に戻るまで、車は留置かれる。例えば、東名の浜名湖サービスエリア。普段、休憩のトラックや車で、駐車場の半分以上がふさがっている。
 そこへ避難車両が数万台押し寄せる。推測だが、一台の車とその同乗者がスクリーニングを完全に終え、その場を立ち去る(トイレに行く時間を入れ)のに、早くて15分から20分。遅い家族は30分ぐらいかかるだろう。
 順番待ちの大渋滞!
 
 とても避難できないことは明瞭である。

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