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2016年2月 9日 (火)

2016年1月末~2月上旬 辺野古・高江レポート その4

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 1月30日土曜日、早朝6時に集合し、キャンプシュワーブ工事用ゲート前に積んだ約1,500個のブロック上からの写真。

 機動隊の排除・撤去も予想されるので、8名がブロック上にのぼることになった。僕も志願して登った(名前が昇なので。。。。。。)

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 6時50分ごろ、ゲートが開き、機動隊の配置と大きなトラックがバックで近づいてきた。

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 向こうの作戦が分かった。2台のトラックにブロックを乗せる。その前に、ブロック上にいる8名を排除するために、写真の脚立で機動隊員を上に上がらせる作戦だ。

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 若干の我々の仲間がブロックの周りにいた。機動隊との激突を避けるため(けが人を出さない。逮捕者を出さないのが、現地闘争の鉄則。)、大半の人たちは弾薬庫のあるゲート2に移動していた。

 完全に仲間を排除し終わってから、機動隊は上にいる僕たちをひとりづづおろしにかかった。互いにけがをしないよう、通常よりも慎重な排除作業だったように思われる。

 下にいた人たちも含め、僕たちを排除した後、機動隊員たちがブロックを片づけた。7時前から始まった撤去作業が終わったのは、9時前だったように思う。

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 上4枚の写真は、メインゲート前の様子。ゲート2にいたメンバーがこちらに移動し、ブロックを積み始めた。工事用ゲートから排除された我々も一緒にその作業に加わった。トラックからブロックを下ろすのを阻止するため、機動隊員がトラックの輪まりを取り囲み、我々が機動隊員の隙間からブロックを取り出し、ベート前に積む攻防が20分ぐらい続いた。

 メインゲートにブロックを積むのは初めての試み。工事を強行するなら、米軍基地を封鎖するぞと、われわれの意志の強さを見せつけるのが狙い。工事用ゲート、弾薬庫ゲート、そしてメインゲートにブロックを積み上げるのは、暴力以外のありとあらゆる方法を創意工夫して何とかこの無謀な工事を止めたい思いから出ている。

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 10時ごろ、工事用ゲートに戻ると、警察の車両がゲートを封鎖していた。我々のブロックの代わりに警察の車がゲートをブロック! 漫画の世界だ。

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 この日はあいにくの雨だったが、座り込み集会が開かれた。

2015年2月 1日 (日)

原発災害では実効性ある避難計画が立てられない

 浜岡原発が爆発したら、僕たち31キロ圏内の住民は避難を強いられる。実効性ある避難計画は立てられない、再稼働させないことが一番の安全対策であることを、県の職員、市町の職員、そして多くの住民に理解してもらうために、下記の文章を作成し、2月7日、UPZ市民団体交流会で皆さんの賛同を得てから、2月中旬に県の原子力安全対策課を通して、川勝県知事に提出する予定である。

 

川勝平太静岡県知事様

 

  浜岡原発事故災害避難計画に関わる要望及び質問書

 

1. 被ばくを前提にした避難計画に関して

 

 

 

前回「UPZは屋内退避、その後放射性物質が放出され、実測値が500マイクロシーベルトになってから避難する。UPZは一定量を越した時点で避難することになるので、微量であるが被ばくを前提とした避難計画となっている」と、回答をいただきました。

 

 私たちは500マイクロシーベルトは微量だとは到底考えられません。UPZ圏内の住民として、被ばくを前提にした避難計画は受け入れられません。

 

 住民が被曝することなく避難できる計画を策定してください。

 

 

 

2. 停止中と再稼働された場合に関して

 

 

 

浜岡原発が現在のように停止中の場合と、再稼働されて原子炉内で核分裂が起きている場合の原発事故では、その被害・影響の大きさ、事故対処、避難の時間的余裕は、大きく異なります。

 

 県の避難計画はどちらを想定して立てられるのですか。避難を強いられる住民として、2つの場合を想定しての避難計画策定を望みます。

 

 

 

3. シュミレーションに関して

 

 

 

昨年4月に発表された県のシュミレーションは、地震による道路の損壊、橋の滑落、火災、崖崩れなどを考慮していません。またどの方向に避難するのかの設定もなく、ただやみくもに31キロ圏外に避難することのみを想定してどれぐらい時間がかかるかをシュミレーションしたにすぎません。

 

 南海トラフ巨大地震が発生して、津波・原発事故が起きる最悪の事態を想定してのシュミレーションを求めます。

 

 

 

4. 老人ホーム等施設で暮らす高齢者の避難に関して

 

 

 

浜岡原発から31キロ圏内の特別養護老人ホーム等施設で暮らす高齢者の避難先確保及びバス等の輸送手段確保は、県が市町行政機関と連携し責任をもって確保してください。

 

 輸送に必要なバス等の車両は、UPZ全体では何台必要とみていますか。またその確保のメドは立っていますか。すでにバス会社等にこの件で協力依頼はしていますか。

 

 

 

5. 入院患者の避難に関して

 

 

 

福島原発事故災害では、双葉町病院等の入院患者は避難先が定まらず、転々と避難途中で命を落とした人が少なからずいます。避難先確保を個々の医療機関任せとせず、県が市町行政機関や受け入れ先行政機関及び当該の医療機関と連携・協力して、責任をもって確保してください。輸送手段の確保についても同様です。

 

 

 

 県として、UPZ圏内の入院患者数をどの程度把握されていますか。また輸送に必要なバス等の車両はどの程度と考えておられますか。その確保のメドは立っていますか。すでにバス会社等にこの件で協力依頼はしておりますか。

 

 

 

6. 上記以外の災害弱者の避難に関して

 

 

 

児童養護施設や福祉施設で暮らす人々、在宅であっても避難には家族以外の助けを要する身体障害者や寝たきり等の要援護者、さらには自閉症や多動など発達障害を抱える子どもさんがいる家族、精神障害者、乳幼児を抱える家族等の避難先は配慮が必要であり、一般の人と同じ体育館等では問題があります。老人ホームの高齢者や入院患者同様に、県が市町行政機関と連携して、安心できる避難先を確保してください。

 

 そのためにもここに記した災害弱者がUPZ圏内にどれぐらいいるのか調査し、その数を教えてください。

 

 また輸送に必要な車両数も調査し、確保に努めてください。

 

 

 

7. 運転手確保に関して

 

 

 

民間人であるバス運転手等に、被ばくの恐れがある状況下では会社も業務命令で行けとは言えないのではないでしょうか。この点、県はどのようにお考えですか。

 

 

 

8. 安定ヨウ素剤に関して

 

 

 

水素爆発した福島原発事故のように放射能が拡散する過酷事故にあっては、安定ヨウ素剤を18歳以下の子ども達にすぐ服用させる必要があります。5キロ圏内は事前配布となっているが、UPZ圏内全ての保・幼・小・中・高への事前配布、並びに教職員への服用に関する事前研修を検討してください。

 

 

 

9. スクリーニングに関して

 

 

 

 一人当たりの放射能測定所要時間はどれぐらいかかるとみていますか。

 

 一人当たりの放射能除染所要時間はどれぐらいかかるとみていますか。

 

 一車両当たりの放射能測定時間はどれぐらいかかるとみていますか。

 

 一車両当たりの放射能除染所要時間はどれぐらいかかるとみていますか。

 

 非常持ち出し袋や衣料など携行品の放射能測定及び除染に要する時間は、一人当たりどれぐらいかかるとみていますか。

 

 福島原発事故あるいはそれを上まわる過酷事故において、放射能測定及び除染対象となる人数・車両数はどれぐらいになると想定していますか。

 

 放射能測定に必要な機器が、県・市町に現在どれぐらいあるか一覧表で示してください。またホールボディカウンターは静岡県内に何台ありますか。

 

 上記⑦に関連し、不足している機器はどれぐらいありますか。

 

 スクリーニングポイントは浜岡を中心に東西それぞれ複数個所と、前回回答いただきましたが、UPZ圏内全ての人間・車両を対象にした場合、何か所必要と考えていますか。また候補地・施設を明らかにしてください。

 

 スクリーニングに必要な人的体制(県・市町職員、国・他県からの応援、中電職員)を数を明らかにして一覧表で示してください。

 

 

 

10.スピーディー、モニタリングポストに関して

 

 

 

 被曝することなく迅速に避難するには、スピーディーの活用が大切と思われます。補助的な位置づけでなく、放射能拡散方向予測に重要な機器として活用してください。

 

 

 

 南海トラフ巨大連動地震・津波が発生した場合、県内のモニタリング施設の健全性が確保できますか。(非常用電源、伝送装置を含んで)

 

 

 

11.段階的避難に関して

 

 

 

 自家用車で3000台毎、PAZ優先、UPZでも例えば袋井市よりも磐田市優先となっていますが、地震・津波・原発事故が同時に起きる過酷災害時において、人々は県の計画通り混乱なく整然と避難するとお考えですか。

 

 

 

 県や市町行政の指示に従わない避難者に対し、警察・自衛隊などに規制の要請をするのでしょうか。

 

 

 

 

 

12.以上の各要望並びに質問に対し、3月20日(金)までに、公開の場での回答をお願いします。その際、私たちとの意見交換の時間を含めて、最低2時間の確保と、原子力安全対策課だけでなく関係する部署の職員の同席もお願いします。

 

 

 

UPZ市民団体交流会(昨年12月20日の会合で今後この名称を使用することに決定)

 

 以下参加団体

 

さよなら浜岡原発・焼津市民の会(焼津市)

 

なくそう浜岡原発・命とふるさとを守る藤枝市民の会(藤枝市)

 

避難者を支援する志太榛原住民の会(藤枝市)

 

浜岡原発はいらない島田の会(島田市)

 

安心して暮らせる島田を創る市民の会(島田市)

 

浜岡原発をなくそう吉田町民の会(吉田町)

 

浜岡原発を考える牧之原市民の会(牧之原市)

 

浜岡原発の危険から住民を守る会(菊川市・御前崎市・掛川市)

 

浜岡原発はいらない・命を守る菊川市民の会(菊川市)

 

浜岡原発を考える会(御前崎市)

 

掛川金曜アクション有志の会(掛川市)

 

原発いらない掛川の主婦たち(掛川市)

 

浜岡原発を考える袋井の会(袋井市)

 

浜岡原発はいらない磐田の会(磐田市)

 

明るい未来を!磐田(磐田市)

 

 

 

UPZ市民団体交流会連絡先

 

437-0035 袋井市砂本町2-10  竹野昇